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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻8号

1991年08月発行

文献概要

学会印象記 第41回電気泳動学会春季大会

核酸レベルの分子生物学的方法の台頭

著者: 島尾和男1

所属機関: 1腫瘤研究所

ページ範囲:P.810 - P.810

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 電気泳動学会は1950年にTiseliusの電気泳動装置の普及が契機となって設立された電気泳動研究会から発展した学会である.1950年頃は電気泳動法といえばTiselius法で,会員はTiseliusの装置(主として日立のHT-AまたはHT-B形)を用いていた研究者約300人に過ぎず,その後の実験法の目覚ましい進歩とともに,方法の名を付けた学会が1,200人余りの会員を擁する学会として40年以上も続くとは誰も予想しなかった.ちなみに欧米のelectrophoresisの名を付けた学会は長くても十年程度の歴史を持つに過ぎない.
 創立の由来,電気泳動法の応用分野を反映して,学部で言えば医,歯,薬,理,農など広い範囲の会員がいるが,何らかの形で広義の医学にかかわっている者が多い.臨床検査関係の施設に所属する会員は約300名である.また,電気泳動関係の機器の開発や,バィオサイエンスの分野への諸会社の参入を反映して,その方面の会員も最近増加している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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