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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻8号

1991年08月発行

文献概要

今月の主題 真菌症 解説

抗真菌剤の作用機序

著者: 森田達也1 野沢義則2

所属機関: 1森下製薬総合研究所 2岐阜大学医学部生化学教室

ページ範囲:P.828 - P.834

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 現在,基礎研究段階にあるものも含め,これまでに明らかにされた抗真菌剤の作用機序は,①真菌形質膜エルゴステロールの機能障害,②エルゴステロールの合成阻害,③細胞壁合成酵素の阻害,および④核酸合成阻害などに大別されるが,核酸合成阻害剤を除けば,ほかの薬剤はいずれも真菌形質膜を標的部位としている.ここに,これらの薬剤の作用機序について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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