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文献詳細

雑誌文献

臨床検査35巻8号

1991年08月発行

文献概要

TOPICS

経静脈的心腔内エコー法による心臓・大血管の評価

著者: 谷川直1 森内正人1

所属機関: 1日本大学第二内科

ページ範囲:P.868 - P.870

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 超音波法の最近の進歩はプローブを小型化し,さらに高周波の振動素子を使用することによりカテーテル型超音波法を確立し,小動脈の病理組織,形態学的診断を可能とした.一方,経食道2次元心エコー法は内視鏡の先端に振動子を装着することにより心臓,大血管に対する画像診断の新しい役割を担っている.
 最近筆者およびSchwartz, Sewardらは直接血管内より心臓を描出するために経食道2次元心エコーのプローブを心腔内へ挿入し,侵襲的2次元心エコー法に関する実験的研究を行い,心腔内からきわめて鮮明な画像を得た.今回の報告はいずれも動物実験によるものであり,雑種成犬,または豚を用いて検討をしている.ここでは主に筆者らの成績をもとに述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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