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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査35巻9号

1991年09月発行

雑誌目次

今月の主題 人工臓器とモニター検査

巻頭言

人工臓器とモニター検査

大久保 昭行

pp.915-916

 一部の臓器が機能不全に陥って心身に悪影響がみられる場合,その臓器の機能が自然に回復する見込みがあれば,一時的にその臓器の機能の一部を他のヒトから提供された臓器あるいは組織,動物の臓器,人工物などで補って,回復を待っ対策が考えられる.輸血や人工呼吸機器はその典型的な例である.しかし臓器の機能の回復が期待できない場合には,その機能をなんらかの手段で補償する必要がある.これに対して技術的にもっとも容易と思われる手段は臓器移植である.

 角膜移植,腎移植,骨髄移植などについては,有効性が確立された医療として,わが国でも広く行われている.しかし,他の臓器の移植については,第一に臓器の供給源に関する問題,第二に移植に伴う拒絶反応や感染症の対策などに大きな問題がある.

総説

人工臓器研究開発の現況と将来

渥美 和彦

pp.917-921

 人工臓器を研究開発する先端技術は急速に進み,人工臓器はベッドサイド型から可搬型,装着型を経て体内内蔵型へと発展している.バイオマテリアルの分野では,生命現象の解析が分子レベルで進み,人工高分子の分子設計による高度機能高分子の試作合成が可能となりつつある.バイオセンサは酵素の固定化によるセンサの開発に,マイクロマシンの技術が融合し,超小型のインテリジェントセンサが開発されつつある.細胞培養や融合のバイオテクノロジーの技術は,次世代の体内内蔵型人工臓器への展開を可能にしている.電気・磁気・流体のほかにリニア,超音波,振動などのモータの研究が進み,体内内蔵型エネルギー源も検討されている.

各論

人工ペースメーカー

軸屋 智昭 , 厚美 直孝 , 榊原 謙 , 筒井 達夫 , 三井 利夫 , 堀 原一

pp.922-926

 人工ペースメーカーの登場により徐脈性不整脈の治療は飛躍的に進歩した.より生理的なペースメーカーの開発に伴い,その機構や作動理論も複雑になる一方である.しかし,現在でも多くのペースメーカーの動作の基本は,レート,出力,感度であり,これらのパラメーターの理解は必須である.本稿では植え込み術後のモニター検査の視点から,これらの理解に必要なペースメーカーの設定や機構について述べた.

人工腎臓

仲里 聰 , 久保 和雄 , 杉野 信博

pp.927-933

 血液透析(人工腎臓)を施行している患者は年々増加しているが,糖尿病性腎症患者や高齢者の導入増加および長期透析患者の増加により,病態の複雑化,合併症の多様化を呈してきている.維持透析では検査成績によるモニタリングが主となり,血液透析施行中は安全監視装置とバイタルサインによるモニタリングが主となる.前者における検査では適正透析,栄養状態,合併症の有無とその程度,原疾患,および治療効果などに対する評価など多岐にわたる.したがって,その意義や目的を把握したうえで検査を進め,評価する必要がある.

人工血管

古川 欽一 , 秋元 直人

pp.934-938

 閉塞性末梢動脈疾患に人工血管を移植した後の長期開存を図るためには,術後定期的に各種モニター検査により開存の状態の評価を得るとともに,抗血栓療法による厳重な管理が要求される.本稿では,現在臨床的に用いられている人工血管とその適応について述べるとともに,人工血管移植後の非侵襲的脈管診断法,抗血栓療法の要点について解説する.

人工呼吸器

西田 修 , 勝屋 弘忠

pp.939-942

 機械的人工換気下の患者は,本来の呼吸調節機構を喪失しているため,医師がこれを適切な検査・モニタリングに基づいて調節してやる必要がある.また呼吸は循環,酸塩基平衡・電解質などとも関連があり,これらについても検査・モニタリングすべきである.本稿ではこれらのうち,主として検査に携わる方々に関係の深い項目について,その必要性を中心に述べた.

人工膵臓

七里 元亮 , 上原 昌哉 , 橋口 恭博 , 福本 哲久

pp.943-950

 人工臓器は病める生体,すなわちフィードバック制御の乱れた生体と共同し,生体の恒常性を保ちうるシステムである必要がある.人工膵島は血糖連続測定値をインスリン治療に反映し,糖尿病患者の血糖値を自動的に最適制御する治療制御システムである.人工膵島操作時の注意点とともに,モニター検査として血糖制御状態の指標,ブドウ糖クランプ法によるインスリン感受性検索について述べた.

 人工膵島開発の初期の目的は,糖尿病患者の長期にわたる血糖制御と,その結果としての重大な合併症である細小血管合併症の発症,進展阻止にあり,今後,長期応用のためのシステムの小型化が必須となる.

人工骨

矢野 英雄

pp.951-959

 人工骨は欠損した骨を補う生体材料として開発された.この開発理念は2つに分けられる.1つは人工骨が骨に変わるもので,ハイドロキシアパタイトなどがある.他の1つは人工骨と骨が共存できるもので共存しても骨の生理的機能に影響を与えないとされるものでアルミナなどがある.本論ではハイドロキシアパタイトとアルミナの臨床応用例を紹介した.

人工関節

矢野 英雄

pp.960-963

 人工関節は機能喪失した四肢のすべての関節に使用されるが,人工股関節に代表される.人工股関節は寛骨臼をポリエチレン製カップ,大腿骨頭を金属製人工骨頭で取り替え,これをアクリル樹脂で骨に接合する.しかし接着部にゆるみが生じるため生体材料の改良が続けられている.一方,破壊した関節を再利用する新しい関節再建の方怯も研究されている.

人工陰茎

渋谷 雅彦 , 北川 龍一

pp.964-966

 器質的インポテンスに対して,人工陰茎としてペニールプロステーシス(以下プロステーシス)の陰茎内移植手術が行われるようになってきた.プロステーシスにはノンインフレータブルタイプとインフレータブルタイプとがあり,それぞれにバリエーションがある.

 泌尿器科領域の人工臓器の1つであるプロステーシスについて,歴史,構造,装着法および装着後のモニターなどにつき,概略を述べた.

"人工中耳"半植込み型補聴器

鈴木 淳一 , 赤井 貞康

pp.967-970

 半植込み型人工中耳の原理は,体外部のマイクロホンで音を受け,対外コイルにより磁気変換され経皮的に体内コイルに伝えられ,セラミックのピエゾ効果により振動がアブミ骨に伝えられる.植込まれた人工中耳は,純音聴力検査と語音明瞭度検査を,人工中耳を外した状態と装着した状態でそれぞれの検査結果を比較し評価される.

人工内耳

舩坂 宗太郎

pp.971-975

 人工内耳は聾患者に聞こえをよみがえらせる画期的な医療である.すでに世界で3,000例以上に,わが国でも70例に実施され,患者の多数が会話可能となっている.この人工内耳の構造と東京医大における成績を述べ,最後に患者の手記を転記し,本法がいわゆるquality of lifeにいかに貢献しているかを述べた.

眼内レンズ

沖坂 重邦

pp.976-979

 眼内レンズ移植術後の定期的な検査の目的は,患者の快適な視機能獲得・維持を目ざした診断・治療に必要なデータを得ることにある.したがって視力測定,細隙灯顕微鏡検査,眼圧測定をルーチンに行い,必要に応じて角膜曲率半径計測,両眼視機能検査,眼底検査,角膜内皮細胞撮影(スペキュラーマイクロスコープ),蛍光眼底造影,硝子体・前房蛍光測定,レーザーフレアセルメーターなどを適宜追加していく必要がある.

カラーグラフ

肝腫瘍(II)―主な転移性肝腫瘍の病理

中 英男 , 本告 匡 , 奥平 雅彦

pp.912-914

学会印象記 91st General Meeting of the American Society for Microbiology

1+1は2か?

飯田 哲也

pp.983

 米国微生物学会の年に一度の総会である"91st General Meeting of the American Society for Microbiology"が,5月5日から9日にかけてテキサス州のダラスにおいて開催された.当学会のなによりの特徴はその規模の大きさである.主催者側によれば本年度の参加者は約14,000人であり,ダラスのコンベンションセンターを中心に会期を通して約30の会場において同時並行でさまざまなセッションが行われた.形式もシンポジウムやセミナー,また,スライドあるいはポスターによる一般演題にラウンドテーブルなど場所と時間を効率的に使うためのいろいろな工夫がなされていた.どう転んでもひとりの人間が見て回るにはあまりにも大きすぎる規模であり,したがってこの印象記も筆者が触れることのできたごく一部のセッションの印象と言わざるをえない.

 対象となった話題は学会の名の示す通り"Microbiology"でくくられるところのあらゆる分野と言ってよく,細菌や真菌,ウイルスなど微生物の種類にこだわらずそれぞれ数多くのセッションがもたれた.また,アプローチに関してもいわゆる病原微生物学のみではなく,例えば微生物を物質の生産や処理に用いるといった応用(工学)微生物学の立場や生態系中での微生物の役割に目を向けた環境微生物学の立場からの発表も多くみられ,「微生物学」の幅の広さを味わういい機会であった.

肝臓病の病理・9

肝腫瘍(II)―主な転移性肝腫瘍の病理

中 英男 , 本告 匡 , 奥平 雅彦

pp.985-989

 肝臓への転移性腫瘍の中で上皮性悪性腫瘍では胃癌,大腸癌が代表的疾患で,それらの転移形式は門脈を介した血行性転移が主である.それらの肉眼所見の特徴は多発性で,ほぼ同大の大きさで,しかも癌臍形成している.一方,肉腫では平滑筋肉腫や悪性神経鞘腫が肝転移性腫瘍としてよく知られ,癌と比較して硬く,白色調を呈している点で異なる.

TOPICS

血中フコシルトランスフェラーゼの測定法

天野 直子 , 日比 望 , 塚田 裕

pp.990-992

 細胞の癌化に伴って,複合糖質(糖蛋白あるいは糖脂質)の糖鎖に構造変化が起こることはよく知られているところである1).糖鎖の癌性変化は一見多様であるが,シアル酸やフコースの付加などといった共通のパターンも観察されており,糖鎖の構造解析とともに,それらを引き起こす酵素自体にも徐々に研究の目が向けられてきている2).フコシルトランスフェラーゼ(FT)は糖ヌクレオチド:GDP―フコースから複合糖質ヘフコースを転移する酵素であり,血液型物質の生合成に関与するほか,シアリルトランスフェラーゼなどとともに,糖鎖の癌性変化を引き起こすkey enzymeの1つと考えられている.FTは受容体へのフコシル基転移の様式から,ヒト血液型物質であるH抗原(Fuc α1→2Gal β1→4Gl cNAc)の合成に関与するα1→2 FT,II型糖鎖(Gal β1→4GI cNAc)に作用するα1→3 FT,I型糖鎖(Ga1β1→3 Gl cNAc)に作用するα1→4FT,Asn型糖鎖の還元末端に作用するα1→6FTに大きく分類され,血中にはすべてのFTが存在すると考えたほうがよい.

ヒト尿中補体阻害因子

富田 基郎

pp.992-993

 ヒト尿には血液中濃度とは大きく異なる含量比で多種類の蛋白が含まれており,それらの定量は臨床検査に有用と思われるが,まだ一部しか解析は進んでいない.本題の尿蛋白も見いだされて間もないため臨床病態とどのような関連があるのか不明である.しかし将来はなんらかの指標に利用されることを期待して現状を紹介する.

 2種類の補体系阻害因子,すなわちDAFとMACIFが尿中に見いだされている.ともにグリコシルホスファチジルイノシトール結合型(GPI)膜蛋白の水溶性型である.GPI膜蛋白とは図1に示す一般構造を持つ細胞表面膜蛋白である。その詳細は総説を参照されたい1).DAFはCD55抗原とも呼ばれ,補体系のC3・C5コンベルターゼの崩壊を促進することにより補体活性を阻害する2).その構造はSCRドメインというアミノ酸約60残基から成るユニット構造が4つ連結し,そのC末端にGPI部を持つ.SCRドメインでコンベルターゼ中のC3と結合して,BbやC2aを追い出す.一方,MACIFはCD59抗原とも呼ばれ,補体膜攻撃複合体を形成する最終段階のC9結合を阻害する.分子量18kdの77アミノ酸とGPI部から成る小さな蛋白である1).両者とも膜型蛋白はGPI部で細胞膜に強く疎水結合しており,膜型としては血漿中や尿中には存在しない.GPI部の脂肪酸部分を失ったものが膜から血漿中や尿中に遊離すると考えられる.

緑膿菌金属プロテアーゼ

福島 淳 , 稲見 すま子 , 奥田 研爾 , 瀬谷 美子

pp.994-995

 緑膿菌は日和見感染で,抵抗性の弱まった患者に難治性の疾患を起こすことが知られている.例えば,火傷,悪性腫瘍,嚢胞性線維症(cysticfibrosis),呼吸器疾患に対する術後の患者で肺炎を起こすという報告がある.緑膿菌感染症では,感染部位で菌が増殖し,敗血症を引き起こす.今までに菌のビルレンスに関与するいくつかの因子が同定され,その中でもZnイオンを活性中心に持つ金属プロテアーゼは重要な作用をしていることがわかってきた.緑膿菌は2~3種類の金属プロテアーゼを生産する.その内主要なものはエステラーゼでほかにアルカリプロテアーゼが知られている.これらの金属プロテアーゼは,それ自体の毒性は低く,同じ緑膿菌の生産する毒素であるエキソトキシンAの1/100以下である1).ところが,プロテアーゼを生産する緑膿菌は,非生産菌に比べ著しくビルレンスが高いことが知られ,さらに動物による実験で,プロテアーゼ非生産菌を感染させる際,少量の精製プロテアーゼを投与すると菌のビルレンスが増加すると報告されている.これらの作用をプロテアーゼのアグレッシン作用と呼んでいる1).このアグレッシン作用は生体の種々の物質を分解することにより,菌の増殖しやすい環境を作るためではないかと考えられている.また金属プロテアーゼに対する抗体は感染防御機能があることから,これら金属プロテアーゼは,緑膿菌ワクチンの要素として用いることができると思われる.

トランスサイレチンと遺伝性アミロイドーシス

古谷 博和

pp.995-997

 アミロイドーシスは全身の諸臓器に不溶性のアミロイド線維蛋白が沈着する疾患で,その臨床症状はアミロイドの沈着する臓器とその程度により異なっている.その中で常染色体優性の遺伝形式をとる家族性アミロイドポリニューロパチー(familial amyloidotic polyneuropathy;FAP)は,四肢の感覚障害,自律神経障害などの末梢神経障害で発症し,十数年の経過で肝不全,栄養障害などで死に至る難病である.

 この疾患の遺伝子レベルからの解明は,FAPの中でポルトガル,スウェーデン,日本(特に長野,熊本に多い)に数多く見られるI型FAP患者の組織に沈着しているアミロイド蛋白がトランスサイレチン(transthyretin;TTR)であることが判明したことから始まった.

研究

マイコプラズマ感染症における血清診断―capture-ELAによる抗マイコ-lgM,lgG抗体測定PHA,CF抗体測定との比較

武田 史子 , 田島 マサ子 , 冲永 公江

pp.999-1003

 Mycoplasma pneumoniae(M. pneumoniae)のP1蛋白に対するグロブリン分画別抗体をELA法で測定し,その特異性を比較検討し以下の成績を得た.①ELA-IgGMA(IgG)抗体に対し補体結合反応(CF抗体),受身凝集反応(PHA抗体)とも相関係数は0.80以上であった.②肺炎患者の急性期における抗体保有率はCF抗体は68.1%,PHA抗体は73.8%,ELA-IgM抗体は54.2%,IgG抗体は57.8%であった.一方,回復期ではCF抗体は100%,PHA抗体は94.3%,ELA-IgM抗体は95.7%,IgGMA抗体は97.5%であった.これらの成績からM. pneumoniae感染に対しELA抗体は血清診断として特異性の高いことが確認された.

資料

海外旅行者下痢症患者を対象としたenterohemorrhagic Escherichia coli(O 157:H7)の検索

本田 俊一 , 松本 寿和子 , 佐久川 幸雄 , 後藤 邦夫 , 池田 長繁 , 本田 武司 , 三輪谷 俊夫

pp.1004-1006

 近年,わが国においてO 157:H7血清型の腸管出血性大腸菌(enterohemorrhagic E. coli)による感染事例が相次いで発生し,注目されている.本研究では,EHEC(O 157:H7)のMacConkey-ソルビトール寒天培地を用いたD-ソルビトール遅分解性を指標としたスクリーニング検査法を導入して,海外旅行者下痢症におけるEHECの重要性について検討した.その結果,旅行者下痢症においてはEHECの分離頻度はきわめて低いことがわかった(1,543名中1例).なお,MacConkey-ソルビトール寒天培地によるO 157:H7のスクリーニング法は,旅行者下痢症におけるO157:H7のスクリーニング効果という点では不十分であることもわかった.

“Dip and read”酵素免疫試験紙法による尿中微量アルブミン測定

三宅 一徳 , 堀井 隆

pp.1007-1011

 免疫化学反応を用いた尿中微量アルブミン半定量試験紙についての検討を行った.本試薬は色調判定に注意が必要であるが特異性,再現性に問題はなかった.本法による半定量値とネフェロメトリー法定量値との相関はrs=0.845(n=141)と良好であり,両法のカットオフ値を30mg/lとしたとき,感度は84.2%,特異度は100%であった.本法は簡便・迅速に半定量値が得られ,糖尿病外来患者に対するスクリーニング検査としての応用が期待できる.

質疑応答 臨床化学

尿中アシルカルニチン測定法とその意義

A生 , 幸道 直樹 , 松村 淳子 , 井上 文夫 , 沢田 淳

pp.1012-1017

 Q上記についてご教示ください.

質疑応答 免疫血清

HCV抗体の発現時期

I子 , 大久保 昭行

pp.1017-1018

 QC型肝炎において,HCV抗体は感染後どれぐらいの期間をおいて消失するのでしょうか.また,HCV抗体が陽性の患者から感染するのでしょうか.ご教示ください.

質疑応答 臨床生理

P0.1の臨床的意義

S生 , 赤柴 恒人

pp.1018-1020

 Q P0.1の測定法,臨床的意義についてご教示ください.

質疑応答 一般検査

尿沈渣中結晶の生成部位とシュウ酸カルシウム結晶の形

Q生 , 三宅 一徳

pp.1020-1022

 Q尿沈渣を観察すると種々の結晶が認められます.このような結晶は人体のどこで形成されるのでしょうか.また,同じシュウ酸カルシウムでも結晶の形が違っています.どのように考えたらよいのでしょうか.ご教示ください.

質疑応答 診断学

FENaとRFlの理論と臨床応用

K生 , 新村 文男

pp.1022-1024

 Q FENaとRFIの理論と実際の臨床応用について,ご教示ください.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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