文献詳細
文献概要
今月の主題 成長因子と増殖因子 総説
細胞増殖の制御機構と発癌
著者: 秋山徹1
所属機関: 1大阪大学微生物病研究所発癌遺伝子部門
ページ範囲:P.12 - P.16
文献購入ページに移動 EGF受容体,ErbB-2などの増殖因子受容体はチロシンキナーゼ活性を持つ細胞膜を貫通する糖蛋白質である.これらの受容体の構造に異常が起こりチロシンキナーゼ活性が亢進すると発癌性を示すようになる.ヒトの腫瘍で異常発現している例のあることが知られているErbB-2蛋白質を例としてその発癌性とチロシンキナーゼ活性について概説した.
掲載誌情報