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ミエリン塩基性蛋白質(MBP)
著者: 塩田千代1 御子柴克彦2
所属機関: 1和歌山県立医大第一病理 2東京大学医科学研究所
ページ範囲:P.69 - P.69
文献購入ページに移動MBP cDNAをプローブとして培養オリゴデンドロサイトでin situハイブリダイゼーションを行ったところMBP mRNAは細胞突起にも検出され,MBPが主に突起中すなわちミエリンに近い部位で合成されることが明らかとなった1).したがって脳切片でMBP mRNAのin situハイプリダイゼーションを行うと,あたかも髄鞘染色を施したかのような像が得られ(図1A),もう1つのミエリン主要蛋白質であるプロテオリピド蛋白質(PLP) mRNAのin situハイブリダイゼーション像と対照的である(図1B).
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