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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻1号

1992年01月発行

文献概要

トピックス

腎交感神経と高血圧症

著者: 河村博1

所属機関: 1日本大学第二内科

ページ範囲:P.70 - P.71

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 腎は長期の血圧の調節を行っており,例えば,血圧が上昇すれば腎の圧利尿効果によりナトリウム(Na)と水の排泄を促す.その結果,循環血漿量の減少が起こり,血圧は低下し元の値に復する.腎のNa・水排泄機構に障害が生ずれば腎は正常の水・Na・バランスを維持するため血圧を高めに再設定する.このように腎では血圧の調節が行われ,高血圧の発症維持機構にも関与している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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