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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻1号

1992年01月発行

文献概要

編集者への手紙

新蛍光ラベルによる食作用生体粒子

著者: 庄野正行1

所属機関: 1徳島大学医学部総合研究室形態班

ページ範囲:P.94 - P.94

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 マクロファージの貪食作用を研究するために,Molecular Probes社から食作用研究用蛍光標識生体粒子が発売された.その主な生体粒子は酵母,大腸菌,黄色ブドウ球菌の3種類である.蛍光標識は,Bodipy,Cascade Blue,Fluorescein,Tetramethylrhodamine,Texas Redの5種類がある.この中でもBodipy,Cascade Blue,Texas Redの3色はpH 3.0~10.0までpH非感受性で強い蛍光を発する.しかしながら,励起波長と最大蛍光波長幅が狭いものに関しては測定および写真撮影には困難が生じる.このDACM1)はSH基に共有結合し,pHに非感受性でしかも365nm励起光で最大蛍光470nmと約100nmの幅があるので,迷光が少なく有用であると考えられる.そこで,このDACMを用いて蛍光標識生体粒子を試作し検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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