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特集 遺伝と臨床検査 II DNA診断 1.DNA診断のための基本的操作
4)ノーザンブロッティング法
著者: 寺井格1 小林邦彦1
所属機関: 1北海道大学医学部臨床検査医学講座
ページ範囲:P.47 - P.52
文献購入ページに移動●はじめに
1975年,Southern EMが,制限酵素で切断しアガロースゲル電気泳動で分画したDNA断片を,直接ニトロセルロースフィルターに移す方法を開発した.このSouthern法は遺伝子解析手段として極めて有用であることから,その後広く用いられるようになった.1977年Starkらは,アガロースゲル電気泳動で分画したRNAをフィルターに移す方法を開発した.この方法はDNAに対する"Southern"法と対比させて"Northern"法と呼ばれている.
1975年,Southern EMが,制限酵素で切断しアガロースゲル電気泳動で分画したDNA断片を,直接ニトロセルロースフィルターに移す方法を開発した.このSouthern法は遺伝子解析手段として極めて有用であることから,その後広く用いられるようになった.1977年Starkらは,アガロースゲル電気泳動で分画したRNAをフィルターに移す方法を開発した.この方法はDNAに対する"Southern"法と対比させて"Northern"法と呼ばれている.
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