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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻11号

1992年10月発行

文献概要

特集 遺伝と臨床検査 II DNA診断 2.DNA診断の応用

6)インスリンレセプター異常

著者: 森保道12 鏑木康志12 門脇孝1

所属機関: 1東京大学医学部第3内科 2(財)朝日生命糖尿病研究所

ページ範囲:P.110 - P.113

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●はじめに
 インスリンはペプチドホルモンであり,その受容体であるインスリンレセプター(以下IRと略記)は細胞膜上に存在する.インスリンがIRに結合した後,受容体のチロシンキナーゼ活性が活性化され,さまざまなインスリン作用が発現されることになる.
 糖尿病の大部分を占めるNIDDM (非インスリン依存型糖尿病)を含む表1に示した疾患においては,インスリン作用の発現が障害されるという,いわゆるインスリン抵抗性が認められ,従来からIRの先天的・後天的異常が示唆されてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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