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特集 遺伝と臨床検査 II DNA診断 2.DNA診断の応用
6)インスリンレセプター異常
著者: 森保道12 鏑木康志12 門脇孝1
所属機関: 1東京大学医学部第3内科 2(財)朝日生命糖尿病研究所
ページ範囲:P.110 - P.113
文献購入ページに移動インスリンはペプチドホルモンであり,その受容体であるインスリンレセプター(以下IRと略記)は細胞膜上に存在する.インスリンがIRに結合した後,受容体のチロシンキナーゼ活性が活性化され,さまざまなインスリン作用が発現されることになる.
糖尿病の大部分を占めるNIDDM (非インスリン依存型糖尿病)を含む表1に示した疾患においては,インスリン作用の発現が障害されるという,いわゆるインスリン抵抗性が認められ,従来からIRの先天的・後天的異常が示唆されてきた.
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