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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻11号

1992年10月発行

話題

HLAのDNAタイピングと人類学

著者: 徳永勝士12

所属機関: 1東京大学医学部輸血部 2現在:日赤中央血液センター研究部

ページ範囲:P.234 - P.238

文献概要

<はじめに>
 近年のDNAタイピング法は,PCR (polymerasechain reaction)法の開発によって急速な展開を見せている.人類学領域におけるDNAレベルのデータの蓄積もPCR法の出現によって加速されている.その典型的な例がミトコンドリアDNAとHLA遺伝子群だと言える.
 1991年に開催された第11回国際組織適合性ワークショップ(以下,11HW)では,人類学的研究も主要なテーマの1つに掲げられ,大規模な国際共同研究が行われた.本稿ではこの結果の一部を示して,HLA遺伝子のDNAタイピングに基づく人類学的研究の現状の紹介としたい.なお,ミトコンドリアDNAに関しては,すでにいくつかの総説があるので参照いただきたい1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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