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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻2号

1992年02月発行

文献概要

今月の主題 法医学と臨床検査 技術解説

メトヘモグロビンを用いるシアン測定法

著者: 古徳迪1 池渕淳2 稲垣徹3

所属機関: 1鳥取大学医療技術短期大学部 2鳥取大学医学部法医学教室 3島根県警察本部科学捜査研究所

ページ範囲:P.155 - P.158

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 シアン化物イオンの測定において従来もっとも煩雑とされていたのは,その分離,濃縮である.一方,メトヘモグロビンはシアン化物イオンと迅速に安定な錯体を形成する.
 本稿に述べるシアン化物イオンの定量法は,赤血球内に作ったメトヘモグロビンを一種の吸着剤として使用し,短時間に分離,濃縮を行い,König反応で発色,定量を行うもので,5ng/mlの濃度でも試料を10ml使用すれば測定可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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