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今月の主題 法医学と臨床検査 技術解説
尿中コカイン代謝物の測定法
著者: 青木公子1 黒岩幸雄1
所属機関: 1昭和大学薬学部毒物学教室
ページ範囲:P.165 - P.169
文献購入ページに移動 コカインからは2つのエステル部位で酵素的あるいは非酵素的に加水分解されたエクゴニンメチルエステルとベンゾイルエクゴニンが,またN―メチル基の部位で酸化的に代謝されたノルコカインが生成する.尿中には非酵素的加水分解物であるベンゾイルエクゴニンが主に排泄される.当教室で用いている測定法,すなわち尿中コカインと代謝物の量をベンゾイルエクゴニン相当量として求める酵素免疫測定法(ELISA法)と,個々の代謝物を確認測定するGC-MS法について詳細に述べた.
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