文献詳細
文献概要
Coffee Break
シアトルより帰る
著者: 屋形稔1
所属機関: 1東新潟病院
ページ範囲:P.175 - P.175
文献購入ページに移動 1991年もおし迫ってシアトルに留学していたK君が3年ぶりに新潟大の教室に復帰した.10年程前検査診断学講座ができて数年後に,彼は同期生4人程と一緒に入局してきた.どういうわけか私は背が低いほうであるのにこの連中は揃って大男で,私はいつも反っくりかえって喋らなければならなかった.そのわりに頭は皆良いほうでユーモアを解する点も共通していた.
彼は4年程教室で勉強した後に将来の検査医学の基礎造りに留学先を吟味してシアトルのバイオメンブレン研究所(ワシントン大学)を選んだ.所長は糖鎖研究では世界的な箱守仙一郎教授であることから通称箱守研とも呼ばれ,京大の神奈木氏などもかつて新しい腫瘍マーカーの研究に取り組んだ所である.多くの成果から箱守教授は1990年度朝日賞も授賞されている.
彼は4年程教室で勉強した後に将来の検査医学の基礎造りに留学先を吟味してシアトルのバイオメンブレン研究所(ワシントン大学)を選んだ.所長は糖鎖研究では世界的な箱守仙一郎教授であることから通称箱守研とも呼ばれ,京大の神奈木氏などもかつて新しい腫瘍マーカーの研究に取り組んだ所である.多くの成果から箱守教授は1990年度朝日賞も授賞されている.
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