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今月の主題 輸入感染症 解説
発展途上国に対するわが国の感染症対策
著者: 松本慶蔵1
所属機関: 1長崎大学熱帯医学研究所臨床部門内科
ページ範囲:P.829 - P.832
文献購入ページに移動発展途上国の感染症は共通の疾患(マラリア,結核,レプラなど)とともに地域特性の高い日本脳炎,オンコセルカ,住血吸虫症などの風土病的疾患がある.これらの感染症の現状を把握しさらにコントロールするための方策(共同研究,現地調査,建物供与など)が実施されなければならないが,わが国の全体的方策は確立されてはいないものの,着実に地道な協力と交流が行われ,近い将来信頼に基づいた協力関係が樹立されるであろう.〔臨床検査36:829-832,1992〕
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