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雑誌詳細

文献概要

今月の主題 輸入感染症 技術解説

輸入腸管感染症―現状と検査法の進歩

著者: 松下秀1 工藤泰雄2

所属機関: 1東京都立衛生研究所微生物部 2東京都立衛生研究所

ページ範囲:P.843 - P.848

本稿では,1970年代半ば頃より増加傾向を示すようになったいわゆる輸入腸管感染症の疫学的,細菌学的特徴,またその主体を占める大腸菌下痢症の診断についても併せて概略紹介した.わが国の海外旅行者は1,000万人を超える時代を迎え,この種の輸入事例に遭遇する機会も増加の一途をたどることは間違いない.検査室にあってもますます多彩・複雑化するこれらの疾病の細菌学的診断に対し,これまで以上に的確な対応が求められることとなろう.〔臨床検査36:843-848,1992〕

掲載雑誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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