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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻8号

1992年08月発行

文献概要

今月の主題 輸入感染症 技術解説

輸入寄生虫病―現状と検査法の進歩

著者: 藤田紘一郎1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部医動物学教室

ページ範囲:P.857 - P.861

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近年,わが国と海外諸国との交流が頻繁になるにつれて輸入寄生虫病が増加の兆を見せている.土着寄生虫病の制圧に成功しているわが国では,医師および検査技術者に寄生虫病の認識が欠ける者が多く,その医療対策が重要な問題となっている.輸入寄生虫病として最も重要なのはマラリアで,毎年数人の犠牲者を出している.アメーバ赤痢は国内感染例とともに増加しており,ランブル鞭毛虫症はインド亜大陸から輸入されている.蠕虫症としては無鉤条虫症と有鉤嚢虫症が多い.〔臨床検査36:857-861,1992〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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