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今月の主題 輸入感染症 技術解説
輸入感染症としてのSTD―現状と検査法の進歩
著者: 大里和久1
所属機関: 1大阪府立万代診療所
ページ範囲:P.863 - P.868
文献購入ページに移動輸入感染症として問題となるSTDについて,古くは梅毒,最近の淋菌感染症,クラミジア性器感染症,そして最も新しいHIV感染症を取り上げ,現状と検査法の進歩を述べた.梅毒はTp抗原を用いた検査法に改良がみられ,淋菌性,クラミジア性疾患には特異性の高いDNAプローブを用いた検査法が登場した.HIV感染症は,今後母子感染などが増加すると,抗体のみならず抗原検査も重要になると思われる.〔臨床検査36:863-868,1992〕
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