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文献詳細

雑誌文献

臨床検査36巻8号

1992年08月発行

文献概要

今月の主題 輸入感染症 技術解説

輸入マラリア―現状と検査法の進歩

著者: 海老沢功1

所属機関: 1京浜急行診療所

ページ範囲:P.869 - P.874

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輸入マラリア患者は年間届出数約50,実際はその倍と2~3人の死亡例がある.マラリアの診断は有熱患者にマラリアを疑うことに始まる.患者の血液は生きた原虫がいる材料であることを銘記し,次の点に留意する.採血後直ちに塗抹標本作製,新鮮なメタノールで固定,1/50mol/l, pH7.2~7.4のリン酸緩衝液でギムザ液を薄めて染色する.鏡検には定性と定量的観察を併用する.ギムザ染色法は今でも最良の方法である.〔臨床検査36:869-874,1992〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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