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拒絶反応の早期画像診断法
著者: 磯部光章1
所属機関: 1東京大学第三内科
ページ範囲:P.898 - P.900
文献購入ページに移動 拒絶反応は臓器移植における最も深刻な合併症でありながら,初期症状に乏しく,現状では有効な非侵襲的な診断法がない.腎臓移植においては,クレアチニンのモニタリングにより,拒絶の診断は可能であるが,サイクロスポリンの副作用や急性尿細管壊死に伴う腎不全との鑑別には無力であり,生検診断か診断的治療が行われているのが現状であり,早期診断法の開発が急務となっている.
筆者は,組織適合(MHC)抗原が拒絶に伴って早期から移植片の細胞上に誘導発現されるという,最近の免疫染色による報告に着目し,新しい診断法の開発を行っている1,2).
筆者は,組織適合(MHC)抗原が拒絶に伴って早期から移植片の細胞上に誘導発現されるという,最近の免疫染色による報告に着目し,新しい診断法の開発を行っている1,2).
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