icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻1号

1993年01月発行

文献概要

今月の主題 穿刺吸引細胞診―最近の進歩 臓器別穿刺吸引細胞診

肝・胆・膵

著者: 小塚正雄1

所属機関: 1名古屋市立城西病院内科

ページ範囲:P.39 - P.46

文献購入ページに移動
 超音波映像下の肝・胆・膵穿刺吸引細胞診について概説する.肝癌では90%近い細胞診陽性率が報告されているが,小肝癌を対象とすると肝硬変との鑑別が今後の課題である.胆管内胆汁細胞診は閉塞性黄疸の質的鑑別診断法として有用であるが,剥離細胞診のため繰り返し検査が望まれる.胆?内胆汁細胞診は胆?癌早期診断の有力な武器となろう.膵穿刺細胞診も小膵癌の確診に重要な手段である.これらの領域の細胞診は,今後早期癌の診断に必須のものとなろう.〔臨床検査37(1):39-46,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?