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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻1号

1993年01月発行

文献概要

今月の主題 穿刺吸引細胞診―最近の進歩 臓器別穿刺吸引細胞診

前立腺

著者: 松嵜理1

所属機関: 1千葉県がんセンター臨床病理部

ページ範囲:P.47 - P.53

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 近年,本邦でも前立腺の穿刺吸引細胞診が行われるようになり,生検組織診に劣らない良い成績が得られている.また最近では,採取された検体の良悪の判定のみならず,組織分化度の推定や治療効果判定にも細胞診が用いられてきている.本稿では,内分泌療法の感受性の予測について組織学的検索結果が細胞診検体でどの程度推定できうるものかを検討し,腫瘍細胞の細胞異型度とともに壊死傾向の有無,乳頭状配列,移行上皮癌成分などの混在がその指標となることが明らかとなった.〔臨床検査37(1):47-53,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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