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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻1号

1993年01月発行

文献概要

TOPICS

抗LKM抗体

著者: 宮川浩1 賀古眞1 圓谷幸世2 小沼貴子2 鈴木洋子2

所属機関: 1帝京大学第4内科 2帝京大学溝口病院中央実験室

ページ範囲:P.76 - P.77

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 抗肝腎ミクロゾーム(liver-kidney micro-some;LKM)抗体は,1974年,Rizzettoら1)によって初めて報告された臓器特異的な自己抗体である.抗LKM抗体は現在,ラット腎を用いた間接蛍光抗体法による染色パターンによりLKM1~3の3種に大別されている2).すなわち,LKM1は自己免疫性肝炎(AIH) Ⅱ型,LKM2はtialinicacidによる薬剤性肝障害に,LKM3は慢性δ型肝炎に,各々出現する抗体である.
 本稿では,最近内外で注目されている抗LKM1抗体について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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