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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査37巻10号

1993年10月発行

雑誌目次

今月の主題 HCV

総説

HCV感染と日本人

飯野 四郎

pp.1069-1073

 日本におけるC型肝炎ウイルス(HCV)キャリア数,C型慢性肝疾患例数を推定するとそれぞれ,250万人,195万人となる.これらHCVキャリアの感染原因は約50%が血液および血液製剤の使用,残り50%は医療関連の感染と推測される.これらキャリアの自然経過を推察すると徐々ではあるが確実に慢性肝炎から肝硬変・肝細胞癌へと進展する疾患と考えられる.しかし,インターフェロン療法の導入により,その様相は変わりつつある.〔臨床検査37(10): 1069-1073, 1993〕

技術解説

HCV RNAの検出法

金子 周一 , 鵜浦 雅志 , 小林 健一

pp.1075-1078

 C型肝炎ウイルスの抗原測定にかわるウイルスマーカーとしてHCV RNAの検出が行われており,DNAプロープ法とPCR法がある.DNAプロープ法はキット化されており,血中に存在するHCV RNAをそのまま直接測定する.検出感度は高くないが,疑陽性率は低く,定量性を有している.PCR法は各施設の設定条件で行われており,HCV RNAを増幅してから検出するため,検出感度は高いが,疑陽性を認めることがある.〔臨床検査37(10):1075-1078, 1993〕

HCV RNAの定量法(competitive RT-PCR法)

萩原 秀紀 , 林 紀夫 , 房本 英之 , 鎌田 武信

pp.1079-1084

 C型肝炎ウイルス遺伝子(HCVRNA)の定量に際しての問題点を取り上げ,現在最も正確な定量法と考えられるインターナルスタンダードとして合成変異RNAを用いたcompetitive RT―PCR法について概説した.HCV RNA量は進行した肝疾患群で多い傾向にあり,またインターフェロン療法の有効性と強い相関関係を認めた.今後,HCV RNAの定量法はC型肝炎の病態解明に役だつと思われる.〔臨床検査37(10):1079-1084, 1993〕

HCVのゲノタイプ解析

茶山 一彰 , 熊田 博光

pp.1085-1090

 C型肝炎ウイルスには少なくとも11種題のゲノタイプが存在することが報告されており,日本にはそのうち5種類が存在すると考えられる.PCRを利用し,約90%の症例でゲノタイプが決定できる.日本で約70%を占めているII (K1)型はインターフェロン治療に対して抵抗性であるが,マイナーなゲノタイプであるIII (K2a),IV (K2b)型では強力な治療を行えばほとんどの症例が治癒すると考えられる.I (Pt)型,V (Tr)型は日本ではまれなゲノタイプであり,Tr (V)型の症例もインターフェロン治療に対する反応性が良好であった.〔臨床検査37(10): 1085-1090, 1993〕

HCV抗体―定性・定量

安田 清美 , 飯野 四郎

pp.1091-1098

 各種HCV抗体の定性ならびに定量測定の臨床的意義を検討した.定性測定は,HCVコア領域およびNS領域両者に対する抗体である第2世代HCV抗体の測定が最も有用であり,また第2世代HCV抗体陽性例の病態の把握ならびにIFN治療の効果判定には,HCVコア抗体の定量測定が有用であると考えられた.さらに,HCV抗体測定を応用したserological groupingは,PCR法によるHCVゲノタイプにかわりうる有用な検査法であると考えられた.〔臨床検査37(10): 1091-1098, 1993〕

病態解説

C型慢性肝炎と肝組織像

内田 俊和

pp.1099-1104

 C型肝炎の基本像は壊死炎症反応で,肝細胞の壊死部にリンパ球が浸潤している.宿主の感染リンパ球がウイルス抗原を標的とし,肝細胞ごとウイルスを排除している像である.この基本像はB型肝炎と同一で,量的に異なるのみである.C型肝炎ウイルスのコア抗原は肝細胞の細胞質にびまん性,あるいは限局性に局在し,核は常に陰性である.C型肝炎に対するインターフェロン治療の効果は,肝病変の進行度とともに門脈域輪部の破壊程度が成否の鍵となる.〔臨床検査37(10):1099-llO4, 1993〕

HCV感染の自然経過

入橋 弘 , 浜田 るみこ , 矢野 右人

pp.1105-1109

 C型慢性肝炎患者の大多数は,症状を有さず,緩徐に進行する.しかし,その長期経過,予後はB型慢性肝炎患者と異なり,自然治癒することなく,長期的には,肝硬変,肝癌へと進展する予後不良の疾患である.現在,C型肝炎ウイルスの研究として,HCVゲノタイプとHCV-RNA量が注目されているが,現時点では,これらの両因子とHCV感染の自然経過,予後との関連は明確でない.[臨床検査37(10):1105-1109, 1993]

C型慢性活動性肝炎に対するIFN療法

日野 邦彦 , 加来 浩器 , 下田 和美 , 妻神 重彦 , 丹羽 寛文

pp.1111-1116

昨年来,C型慢性活動性肝炎に対してインターフェロン(IFN)治療が広く行われるようになった.しかしながら,その効果判定基準や効果的な投与方法,無効例の対策など必ずしも一定の見解が得られているとは言い難い.また,さまざまな副作用やその対策についても大きな課題として残されている.本稿ではこれらの問題点について解説した.〔臨床検査37(10):llll-1116, 1993〕

供血者スクリーニングと輸血後肝炎

佐々木 富美子 , 守屋 尚 , 水井 正明 , 野尻 徳行 , 吉澤 浩司

pp.1117-1121

 1973年からHBs抗原スクリーニング,さらに1989年からはHBc抗体スクリーニングが導入されたことにより,輸血後B型肝炎はほぼ駆逐された.

 一方,1989年からC100-3抗体スクリーニングに続いて,1992年からのHCV PHA法によるスクリーニングが導入されたことにより,輸血後C型肝炎の発生率も激減した.しかし,HCV PHA法によっても発見することのできないHCVキャリアが存在することも確かであり,今後の課題であると考えられる.〔臨床検査37(10): 1117-1121, 1993〕

話題

医療従事者のC型肝炎ウイルス感染

清澤 研道

pp.1123-1125

1.はじめに

 後天性免疫不全症候群(AIDS),B型肝炎,C型肝炎は血液を介して感染することから医療従事者にとって感染リスクの高い疾患である.なかでもウイルス肝炎は本邦では患者数が約300万人と多く,入院,外来を問わずどこの医療機関においても治療を受けている患者がみられる.また病気の性格上,肝機能検査など血液採取による検査が高頻度である,したがって医療従事者は患者血液あるいは分泌物に接する機会が多く,それだけ感染の機会も多い.

 三重大学病院における医療従事者のB型劇症肝炎事件を契機として医療機関内のB型肝炎の予防については対策が確立した感がある.一方,C型肝炎に関しては予防抗体・ワクチンがなく,いまだ確立した予防法がないのが現況である.筆者の経験と文献に基づき医療従事者のC型肝炎ウイルス感染の実態と対応につき述べる.

画像診断によって肝硬変と慢性肝炎は鑑別できるか

持田 智 , 藤原 研司

pp.1127-1131

1.はじめに

 慢性肝炎および肝硬変は病理学的所見に基づいた疾患単位であり,それらの鑑別診断は肝生検標本の組織学的検索によるのが原則である.特に,C型肝炎ウイルスによる慢性肝疾患の場合は,病変の進展度が部位により異なることがあり1),正確な鑑別には腹腔鏡下肝生検が必要と考えられてきた.しかし,昨今の画像診断技術の進歩は,肝疾患の診断学体系を大きく変化させた.これは高性能な超音波検査装置の普及によるところが大きく,病理検索なしに慢性肝疾患の進展度をある程度推定可能にしている.

 そもそも慢性肝炎から肝硬変に至る一連の変化は,その成因を問わず連続したものである.したがって,両者を厳密に区別するのは,病理学的検査を行っても困難な場合があるのみならず,臨床的に無意味なことも多い.通常,慢性肝疾患の幅広いスペクトラムの中でどの程度の進展度にあるかが大まかに判定できれば,予後推定や治療方針決定には十分である.最新の超音波検査法を中心とした画像診断を駆使しても,慢性肝炎と肝硬変の厳密な鑑別は困難であるが,臨床の場で意義を持つ進展度の評価は十分可能であると言えよう.

HCVとその変異

赤羽 賢浩

pp.1132-1133

1.はじめに

 HCVは変異をきたしやすいウイルスで,その遺伝子配列はきわめて多様性に富んでいる.現在までに分離され,その遺伝子の塩基配列が明らかにされているHCV株は,配列の相同性から4~6種の遺伝子型ゲノタイプにグループ分けされている.HCV遺伝子は全長約9.5kbの一本鎖のRNAであるが,HCV遺伝子内の変異は,遺伝子内に均等に起こるわけではなく,エンベロープ領域(E,E2/NS 1領域)の遺伝子変異は,5’-UTRやコア領域のそれに比し,はるかに高率である.なかでもE2/NS 1領域のN末端25~30アミノ酸残基からなる超可変領域(hyper-variable region; HVR)は特に変異が多く,同一のゲノタイプを示すHCV株間のみならず,同一個体から分離される複数のHCV株の間でさえ多様性が認められる.

C型肝炎ワクチンは可能か

渡辺 勇四郎

pp.1135-1137

1.はじめに

 永年多くの研究者によって捜し求められてきたC型肝炎ウイルス(HCV)がついに同定され,その形態や増殖様式も明らかにされないまま,遺伝子構造が決定された.さらにウイルスの構造蛋白質が合成できるようになってきた1,2).構造蛋白質はコア蛋白とエンベロープ蛋白(E1蛋白)からなる.遺伝子組換え技術を用いて合成されたコア蛋白を抗原として患者血液中の抗体を測定する方法はC型肝炎の第二世代の抗体測定法として広く使用されている.また,合成されたE1蛋白を抗原として患者血液中の抗体(E1抗体)を測定した結果,E1抗体の出現を契機にC型肝炎が治癒した症例の存在することが報告されている3).このような報告例は非常に少ないのであるが,最近,合成されたエンベロープ蛋白を用いたワクチンが動物実験で好成績を得たことが報告された.そこでC型肝炎ワクチンの可能性について考察する.

ひと―ベノジェクトⅡリレー訪問

佐々木匡秀

pp.1063-1064

 臨床検査との出会いは恩師柴田進先生との出会いそのものである.

 1961年3月に山口医科大学を卒業し,同大学附属病院のインターン生として中央検査部をローテーションしていたときのことである.

Coffee Break

C,S

𠮷野 二男

pp.1084

 日本語で所見などを記載するときに"…あり""…なし"あるいは"…がある""…がない"などと書きます.また,文字の代わりに記号として+(プラス),―(マイナス)を付してある・なしを表し,さらにその程度を+,++,+++などと表して,臨床検査結果などにも応用されています.

 外国では同じように+,―の記号も使われますが,症状や所見の前にS,Cが使われるているのをよく見かけます.これはラテン語のcum (英語のwithに相当),sine (英語のwithoutに相当)のそれぞれの略で,あり・なしを表します.書くにも便利で簡単でしよう.

いのちありて

屋形 稔

pp.1090

 5月末に第25回福島県臨床衛生検査学会に招かれて「チーム医療の中の検査技師」という講演をさせていただいた.検査技師の本質に関わる難かしいが話し甲斐のある命題であったが,会場が生まれ故郷に近い福島市なので珍しく緊張した.夜半のホテルで50年以上昔の中学時代に近くの渡利村にあった射撃場の県下中学射撃大会に出場したのを思い出した.

 思えば医科大学のはじめ,敗戦の日が来るまでわが故郷は軍国の色彩の中にあった.村の矢吹ヶ原という茫々と広い原野に小学生の頃初めて見る戦闘機が舞い降り,村が湧き返った.所沢にあった飛行隊からこの原野を調査に来たのである.中学生の頃にここにパイロットの卯を育てる飛行学校が置かれ,赤トンボと呼ばれた練習機が大空一杯舞うようになった.数少ない開業医の一人である父がこの学校の嘱託になったので私も多くの学生や教官と顔馴染みになった.赤トンボに乗せられて宙返りにも耐えたので適性があるとほめられ,パイロットになろうかと思ったこともあった.

学会だより 第39回大腸癌研究会

表面型大腸腫瘍をめぐる真摯な討論

多田 正大

pp.1110

 最近,診断学の進歩にあいまって,わが国では5mm以下の微小な大腸腫瘍がたやすく発見できる環境になっている.それに伴って大腸癌や腺腫に対する私たちの考え方,診断基準についても再考しなければならなくなってきている.

 このような状況の中,1993年7月17日に第39回大腸癌研究会(会長:福岡大学筑紫病院・八尾恒良教授)が,梅雨空のうすら寒い福岡市で開催された.今回取り上げられた主題テーマは,①表面型大腸腫瘍,②直腸癌に対する神経温存術式の功罪,の2つであり,いずれも世界に先駆けて,わが国で問題にされた研究テーマ・治療法である,このような話題に関する研究成果を集約して,世界に通用するものに育てたい……,というのが,常に国際的視野に立って物事を考えておられる八尾会長のねらいである.ここでは臨床検査技師諸兄にとっても他人事ではない,"表面型大腸腫瘍"をめぐる討論内容を紹介してみたい.

学会だより 第29回日本肝臓学会総会

世界の最先端をいく日本の研究成果の発表

小坂 義種 , 為田 靱彦

pp.1122

 1993年7月16~17日の2日間にわたり,第29回肝臓学会総会が,奈良市の県文化会館と新公会堂を主会場に,奈良医科大学第三内科教授辻井正会長の下に開催された.梅雨の晴れ間の初夏の陽光を浴び,新緑に輝く芝生に囲まれた広い奈良公園の中の唐招大寺を模した新公会堂は,訪れる人を天平の時代にタイムスリップさせる雰囲気を醸し出している.このような会場周辺のゆったりとした雰囲気とは別に,会場内では海外からの招待演者5人を含む3,000人を越す会員が集い,日ごろの研究成果の発表と熱心な討議が終日行われた.

 第1日目の午前中は"C型慢性肝炎のインターフェロン療法の問題点(特に不応例と副反応について)","細胞接着因子と肝疾患"と題した2題の要請演題の発表と討議が行われた.私はインターフェロン(IFN)治療に関する要請演題の発表を拝聴したが,IFN投与終了後も6か月間以上,肝機能検査値の正常化が持続する著効例は,約30%の症例に認められたにすぎず,多数の症例が治療に抵抗性を示した.その原因として,C型肝炎ウイルス(HCV)ゲノタイプの相違や血中HCV RNAの多寡が指摘された.また,副作用では間質性肺炎,耐糖能異常,甲状腺機能異常など従来から指摘されていたもののほかに,眼底出血や肝薬物代謝の抑制なども報告された.

目でみる症例―検査結果から病態診断へ・10

全身衰弱,末期患者に認められたm-CK

高木 康

pp.1139-1142

●検査の結果の判定●

 図1にアガロースゲル電気泳動法による血清クレアチンキナーゼ(CK)のザイモグラムを示す.臓器ホモジネートから粗精製したCK-MM,CK-MBおよびCK-BB (M: muscle, B: brain)はそれぞれ原点(β~γグロブリン位),α2グロブリン位,およびプレアルブミン位に泳動され,健常者血清中にはCK-MMだけが存在している.これに対して,患者血清ではCK-MMが陰極側にブロードとなっている.この異常分画の同定のために,CK-Mサブユニット活性のみを特異的に阻害する抗体を反応させた後にCK活性を染色すると,下段のように,健常者血清中のCK-MM分画やこれと同様の位置にある患者CK-MMは阻害され,陰極側のブロードな活性帯だけが残存する.このことから,この陰極側の活性帯がCK-MMとは免疫学的に異なるCK活性帯であることが確認される.

トピックス

ドライケミストリーを用いたPT,APTTの測定

福江 英尚

pp.1143-1144

 止血検査にはさまざまな方法が用いられているが,止血検査の重要なニーズである緊急検査への対応は,今までの方法では困難であり,新しい技術・方法の開発が望まれていた.最近,ドライ方式によるPT,APTTの自動分析装置が開発された.この方法は試薬調製が不要で,全血でも行えることから,ベッドサイドでの緊急検査への対応も期待されている1).そこで,現状におけるドライヘマトロジーによるPT,APTTの測定法および有用性,問題点について述べる.

 ドライ方式による血液凝固分析装置は,現在数社より開発されているが,比較的多数の施設において検討されているCOAG 1(analytical instru-ment社製)の有用性と問題点についての検討を行っている.

流水式のMRSA殺菌法

余 明順 , 本田 武司

pp.1144-1145

 MRSAをはじめさまざまな原因菌による院内感染の防止には,医用器具の消毒や室内清掃もさることながら,病院内医療従事者の手指消毒が最も基本的で重要な対策であると考えられる1).現在広く用いられているベースン内消毒剤による手洗いが抱えている一番大きな問題点は,有機物(血液など)の混入による殺菌力の低下である.手洗いに用いられる消毒薬は,程度の差こそあれ避け難い有機物の混入によって一様に効力が低下する.のみならず,近年ベースン内の消毒薬を調べると種々の日和見病原体が生存しているという多くの報告が見られるようになるにつけ,ベースン法の限界を思い知らされる.

 これに代わって同じ消毒剤を2度使用しない方式として,水を使わない擦り込み式手指消毒剤なども使用されているが,経費の問題もあり病院内のすべての手洗いにこれを適用するのは難しい.

超高感度EIA

石川 榮治

pp.1145-1146

 酵素を標識とする抗原の免疫測定法は早期に高感度化され,ラジオイムノアッセイでは測定できない低濃度のホルモンなどが測定されるようになった.実用化も着々と進み,現在は自動測定装置の激しい販売競争が繰り広げられるまでになった.

 酵素を標識とする抗体の測定法(ELISA)は,最初から血球凝集法などの従来法より感度が高く,しかも早期に実用化され,感染症の診断,モノクローナル抗体のスクリーニングなど多方面で繁用されてきた.しかし,血清などの試料中に非特異イムノグロプリンなどが存在し,それらが障害となり高感度化が妨げられてきた.

米国の検査技師数不足はさらに悪化

河合 忠

pp.1147

 AIDSが問題になりはじめてから,米国での検査技師数の不足はさらに深刻になっている.表1に,最近のASCP(American Society of Clinical Pathologists,アメリカ臨床病理学会)の調査結果を紹介する.ここで言うMedical Technologistというのは,4年制の大学課程の検査技術科(School of Medical Technology)を終えた人たちである.Cytotechnologistというのは3年または4年制の臨床細胞検査士養成過程を終えた人たちで,同時にMedical Technologistの資格を有する入たちもいる.Histologic Technician,Histologic Technologistというのは,病理組織検査士養成課程を終えた人たちで,通常2~3年の専門養成課程を終えた人たちはtechnicianといわれ,4年制の課程を終えたMedical Technologistで専門技術の養成課程を終えた人たちをtechnologistと呼んでいる.

ビタミンAとストレス耐性

中野 紀和男

pp.1148-1149

 ビタミンAとストレス耐性に関し,これまでもっとも系統的に研究を進めてきたのは,A.アインシュタイン医科大外科学教室のE.Shifterらのグループである.Shifterらは手術創の治癒を悪化させる要因と,それらを防ぐビタミンAの効果を中心に,15年以上にわたって研究を進めている.外科手術,X線の照射,抗癌剤の投与などさまざまな処置,そして担癌状態そのものも手術創の回復を遅らせるという.すなわち,これらはホルマリン固定した手術創の強度を低下させ,創傷付近でのコラーゲンの合成を低下(皮下に埋め込んだスポンジへのヒドロキシプロリンの蓄積量を指標にしている)させる.しかしこのとき食事の中に高単位のビタミンA,あるいはベータカロチンを加えておくと,手術創の回復は明らかに促進される1~3).結果ははっきりしており,臨床での応用も期待される.

コレラ菌の赤血球凝集素/プロテアーゼ

多賀 賢一郎 , 本田 武司

pp.1150

 コレラ菌の産生する赤血球凝集素/プロテアーゼ(hemagglutinin/protease; HA/P)は分子量46,700の細胞外蛋白質で,赤血球凝集活性とメタロプロテアーゼ活性を併せ持つ"bifunctional"な物質である.HA/Pの基質としてはムチン,フィブロレクチン,ラクトフェリン,コレラ毒素のAサブユニット,そしてエルトール溶血毒などが報告されている1,2).このようにHA/Pにはコレラ毒素やエルトール溶血毒を活性化させる作用を有し,コレラ菌の1つの病原因子として有力な候補であるとされている.多くの研究者が,Vibrio cholerae O1そしてnon-01のHA/Pの精製や性状解析について報告している.最近HA/P遺伝子のクローニングがなされ,全塩基配列が決定された3)

 HA/Pの病原性について古くから研究しているFinkelsteinら1)は,HA/P産生株と遺伝子組換えによって作られたHA/PA/p変異株(非産生株)との幼弱ウサギに対する病原性の違いを比較し,さらに組織培養されたヒト腸管上皮細胞に対する定着性についても検討している.

研究

近赤外拡散反射分光法による新生児,乳児の便中総脂肪量の測定

山内 芳忠 , 山内 逸郎 , 真神 鈴子 , 村上 元正 , 國中 泉

pp.1151-1153

 新生児,乳児の便を対象に近赤外分光分析法の便中総脂肪測定への応用について検討した.まず30例の便を用いて近赤外分光分析法による便中総脂肪量算出のための重回帰式を求め,次いで別の便46例についてこの重回帰式により予測総脂肪量を求め従来の手分析法で得た測定値と比較した.両者の測定値は良好な相関(r=0.916, p<0.001, n=46)を示し,標準誤差も±20.3mg/gで,ほぼ満足のいく測定値が得られることが判明した.10検体について反復測定した際の同時再現性と日差再現性は変動係数で10%以下であった.近赤外分光分析法は新しい臨床検査法として,今後の臨床応用が期待される.

資料

海外旅行者から分離されたCT産生性古典ウーボン型エルトールコレラ菌

野田 孝治 , 鈴木 則彦 , 宮城 和文 , 森 英人 , 吉田 昭夫 , 大村 寛造 , 高井 慎也 , 松本 泰和 , 林 和 , 林 義則 , 大高 道也 , 余 明順 , 山本 耕一郎 , 本田 武司 , 霜鳥 翔一

pp.1155-1157

 従来,古典ウーボン型エルトールコレラ菌は,コレラ毒素(以下CT)非産生性菌と考えられてきた.ごく例外的にケニアでの患者分離株で,CT産生性を認めたという報告があるのみであった.本研究では,1992年に成田,大阪両空港検疫所において海外旅行者25例から分離されたコレラ菌26株の中で,7例から占典ウーボン型8株を分離し,それらのCT産生能およびCT遺伝子の検索を行った.その結果,4株(約15%)がCT産生性古典ウーボン型エルトールコレラ菌であった.今回の成績から,古典ウーボン型にも,CT産生性コレラ菌が無視できない頻度で存在することが明らかになり,コレラの原因となりうる可能性があるので,今後,注意していく必要があると考えられる.

R-Rモニターによる「自律神経機能バランス調節能」の1評価法

後藤 幸生 , 柳本 政浩 , 安田 善一 , 坂井 美賀子 , 藤林 哲男 , 杉浦 良啓 , 原田 純

pp.1159-1163

 R-R間隔値信号を連続してコンピュータに入力し,その微妙な"ゆらぎ"変動連統モニターから自律神経系バランス調節能の良否を解析する機器を試作した.すなわち,安静臥位時の変動グラフの経過と,引き続き入力した起立負荷時のグラフの経過をR-Rモニターにトレンドして同一画面ヒに重畳表示して比較判定する.さらにその接近度のコンピュータ診断で数値化表示可能とした.

編集者への手紙

小児用/重症患者用および標準品ミニライト・ピークフローメーターの比較

川根 博司 , 沖本 二郎 , 副島 林造 , 小島 健次 , 今西 美喜 , 増成 栄子

pp.1164-1165

 簡易ピークフローメーターで測定されるピークフロー(PEFと略す)は,気管支喘息のバロメーターとしてわが国でも利用されるようになってきた.われわれは,すでに英国製ミニライト・ピークフローメーター,米国製アセス・ピークフローメーターの正確度および精密度について検討し,報告した1,2).今回は小児用/重症患者用ミニライト・ピークフローメーター(小児用ミニライトと略す)について検討を行い,以前に検討したミニライト・ピークフローメーター(標準品と略す)と比較してみることにした.

質疑応答 血液

EDTA塩による血小板凝集

寮 隆吉 , 上野 泰博

pp.1166-1167

 Q 79歳の女性.自動血球計数器による算定で,毎回血小板が1×104fl前後です.臨床的に出血傾向はなく,出血時間は2分,骨髄像も正常です.血液像を見ると血小板の凝集があり,抗凝固剤としてEDTA-2Kを使用していますのでEDTA塩による血小板凝集ではないかと思います.EDTA塩による血小板凝集について,その機序や対策をお教えください.

質疑応答 微生物

MRSAの短時間検出法

生方 公子 , U子

pp.1168-1169

 Q MRSAの検出を短時間で行う方法があると聞きました,具体的な方法をお教えください,

質疑応答 臨床生理

神経伝導検査における皮膚温測定の重要性

小島 康祐 , 幸原 伸夫 , 木村 淳 , O生

pp.1169-1170

 Q 神経伝導速度は皮膚温依存性のため,測定に先だって皮膚温を測定すること,とされていますが測定部位としてはどこが適当でしょうか.上・下肢の代表的な各神経について具体的にお教えください.また,国際的に規約されている標準温度はあるのでしょうか.

質疑応答 その他

最近の中国の病院検査室事情

小林 重光 , F生

pp.1171-1172

 Q 最近の中国の医療事情,特に病院検査室の状況を教えてください.

本のCD-ROM版とは

鹿島 哲 , M生

pp.1172-1174

 Q 電子ブックと本のCD-ROM版との違いと,それぞれの長所と短所を教えて下さい.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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64巻12号(2020年12月発行)

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64巻11号(2020年11月発行)

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64巻9号(2020年9月発行)

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63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

今月の特集1 発症を予測する臨床検査—先制医療で5疾病に立ち向かう!
今月の特集2 薬の効果・副作用と検査値

62巻12号(2018年12月発行)

今月の特集1 海外帰りでも慌てない旅行者感染症
今月の特集2 最近の輸血・細胞移植をめぐって

62巻11号(2018年11月発行)

今月の特集1 循環癌細胞(CTC)とリキッドバイオプシー
今月の特集2 ACSを見逃さない!

62巻10号(2018年10月発行)

増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ

62巻9号(2018年9月発行)

今月の特集1 DIC診断基準
今月の特集2 知っておきたい遺伝性不整脈

62巻8号(2018年8月発行)

今月の特集 女性のライフステージと臨床検査

62巻7号(2018年7月発行)

今月の特集1 尿検査の新たな潮流
今月の特集2 現場を変える!効果的な感染症検査報告

62巻6号(2018年6月発行)

今月の特集1 The Bone—骨疾患の病態と臨床検査
今月の特集2 筋疾患に迫る

62巻5号(2018年5月発行)

今月の特集1 肝線維化をcatch
今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線

62巻4号(2018年4月発行)

増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック

62巻3号(2018年3月発行)

今月の特集1 症例から学ぶ血友病とvon Willebrand病
今月の特集2 成人先天性心疾患

62巻2号(2018年2月発行)

今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
今月の特集2 実は増えている“梅毒”

62巻1号(2018年1月発行)

今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
今月の特集2 心腎連関を理解する

60巻13号(2016年12月発行)

今月の特集1 認知症待ったなし!
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査

60巻12号(2016年11月発行)

今月の特集1 血液学検査を支える標準化
今月の特集2 脂質検査の盲点

60巻11号(2016年10月発行)

増刊号 心電図が臨床につながる本。

60巻10号(2016年10月発行)

今月の特集1 血球貪食症候群を知る
今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る

60巻9号(2016年9月発行)

今月の特集1 睡眠障害と臨床検査
今月の特集2 臨床検査領域における次世代データ解析—ビッグデータ解析を視野に入れて

60巻8号(2016年8月発行)

今月の特集1 好塩基球の謎に迫る
今月の特集2 キャリアデザイン

60巻7号(2016年7月発行)

今月の特集1 The SLE
今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと

60巻6号(2016年6月発行)

今月の特集1 もっと知りたい! 川崎病
今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断

60巻5号(2016年5月発行)

今月の特集1 体腔液の臨床検査
今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求

60巻4号(2016年4月発行)

今月の特集1 血漿蛋白—その病態と検査
今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー—その臨床的意義とは?

60巻3号(2016年3月発行)

今月の特集1 日常検査からみえる病態—心電図検査編
今月の特集2 smartに実践する検体採取

60巻2号(2016年2月発行)

今月の特集1 深く知ろう! 血栓止血検査
今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

60巻1号(2016年1月発行)

今月の特集1 社会に貢献する臨床検査
今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

今月の特集1 移植医療を支える臨床検査
今月の特集2 検査室が育てる研修医

59巻12号(2015年11月発行)

今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
今月の特集2 腹部超音波を極める

59巻11号(2015年10月発行)

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ

59巻10号(2015年10月発行)

今月の特集1 見逃してはならない寄生虫疾患
今月の特集2 MDS/MPNを知ろう

59巻9号(2015年9月発行)

今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査
今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか

59巻8号(2015年8月発行)

今月の特集1 臨床検査の視点から科学する老化
今月の特集2 感染症サーベイランスの実際

59巻7号(2015年7月発行)

今月の特集1 検査と臨床のコラボで理解する腫瘍マーカー
今月の特集2 血液細胞形態判読の極意

59巻6号(2015年6月発行)

今月の特集1 日常検査としての心エコー
今月の特集2 健診・人間ドックと臨床検査

59巻5号(2015年5月発行)

今月の特集1 1滴で捉える病態
今月の特集2 乳癌病理診断の進歩

59巻4号(2015年4月発行)

今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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