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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻2号

1993年02月発行

文献概要

今月の主題 PCRを用いた病原微生物の検出 技術解説

下痢原性大腸菌

著者: 甲斐明美1 工藤泰雄2

所属機関: 1東京都立衛生研究所微生物部 2東京都立衛生研究所

ページ範囲:P.127 - P.133

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 下痢原性大腸菌の内,組織侵入性大腸菌,毒素原性大腸菌,Vero毒素産生性大腸菌(腸管出血性大腸菌)のPCR法を応用した診断法について概略紹介した.本法は,5時間で結果が得られる高感度,かつ簡便な方法であり利用価値が高い.ただし,下痢原性大腸菌では,その血清型など分離菌が持つ疫学的情報もまた非常に重要であるので,本法は,菌を分離した後その病原性を確認する手段として利用するのが最善であろう.〔臨床検査37(2):127-133,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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