icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻2号

1993年02月発行

文献概要

今月の主題 PCRを用いた病原微生物の検出 技術解説

Legionella pneumophila

著者: 比嘉太1 小出道夫1 草野展周2

所属機関: 1琉球大学医学部第一内科 2琉球大学医学部検査部

ページ範囲:P.144 - P.148

文献購入ページに移動
 Legionella pneumophilaは肺炎の重要な起炎菌の1つであるが,菌の分離培養が非常に困難であり,抗体を用いた検査でも交叉反応が問題となる.PCR法は高い感度と特異性を有しており,臨床検査において有力な検査法の1つとなることが期待される.筆者らの行っている二段階PCR法は1個のLegionella菌まで検出可能で,判定までの時間は12時間であった.臨床検体および環境検体(冷却塔水)からの検出においても本法の有効性が確認された.〔臨床検査37(2):144-148,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?