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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻2号

1993年02月発行

文献概要

今月の主題 PCRを用いた病原微生物の検出 技術解説

Chlamydia trachomatis

著者: 出口隆1 米田尚生1 河田幸道1

所属機関: 1岐阜大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.149 - P.153

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 クラミジア・トラコマティスのmajor outer membrane protein (MOMP)遺伝子の塩基配列の一部に相補的なオリゴヌクレオチドをプライマーとしたPCRによるクラミジア・トラコマティスの検出法を開発した.PCRによる検出法は,クラミジア・トラコマティスに対して特異性が高く,従来の検出法に比較して高感度であった.PCR法により男子尿道炎患者の尿道擦過物および初尿沈渣からクラミジア・トラコマティスは検出可能であり,PCR法はクラミジア性尿道炎の診断に応用可能で有用な検出法と思われた.〔臨床検査37(2):149-153,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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