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リポ蛋白質に結合して存在する外因系血液凝固系阻害因子
著者: 円城寺慶一1
所属機関: 1国立循環器病センター研究所
ページ範囲:P.194 - P.196
文献購入ページに移動 外因系血液凝固反応は血管が破錠をきたした際に,血管外に存在している組織因子と血液が接触することによって引き起こされる.今から約40年前にこの組織因子の活性を中和する物質が血清中に存在することが示され,1987年に,Brozeらは,HepG2の培養上清からこの凝固系阻害因子(tis-sue factor pathway inhibitor;TFPI)を精製することに成功し,1988年にcDNAクローニングによりその構造を明らかにした.ここでは,このTFPIについて,最近までに明ちかになっている知見をまとめて紹介したい.また,代表的な総説を2編あげておくので参照していただきたい4,5).
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