icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻2号

1993年02月発行

文献概要

研究

酸素摂取量測定上の注意点―特に呼吸の影響について

著者: 奥田忠行1 松井祥子2 桧山幸孝3 鍛冶利幸1 新谷憲治1 櫻川信男1

所属機関: 1富山医科薬科大学付属病院検査部 2富山医科薬科大学第一内科 3富山医科薬科大学和漢診療部

ページ範囲:P.205 - P.208

文献購入ページに移動
 breath-by-breath法による酸素摂取量(VO2)測定時における不規則な呼吸が,規則的な呼吸に比し,分時換気量(VE),VO2,炭酸ガス排泄量(VCO2)に及ぼす影響をダグラスバッグ法と比較した.また,呼吸の仕方をチェックするための指標としては,VE,VO2,VCO2,respiratory flowのうちどれが最適か検討した.
 その結果以下の点を認めた,①不規則な呼吸は,規則的な呼吸に比しVEでは差を認めなかったが,VO2,VCO2ではバラツキがみられた.②呼吸の仕方をチェックするための指標としては,respiratory flowが最適であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?