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研究
HCV関連抗原N-14(SGH-N14融合抗原)を用いたC型肝炎診断の基礎的検討
著者: 守田和樹1 森秀治1 福井正憲1 杉本整治2 好田肇3 長谷川護2 前田栄樹4 有馬暉勝4
所属機関: 1協和メデックス(株)研究所 2協和発酵(株)東京研究所 3協和発酵(株)研究開発企画室 4鹿児島大学医学部第二内科
ページ範囲:P.209 - P.213
文献購入ページに移動HCV関連抗原の1つであるN-14を用い,遺伝子操作法によって白サケ成長ホルモン(salmon growth hormone;sGH)と融合させ,大腸菌で顆粒状での大量発現に成功した.このsGH融合HCV関連抗原(SGH-N14)の精製品を用いた予備評価は,C型肝炎患者血清とのウエスタンブロッテングにより検討した.従来法であるplaque immuno blott(PIB)法より感度が良好であり,さらにカイロン社キットで陰性と判定された検体1例は,SGH-N14と反応性を示した.さらにPCR法による患者血漿からのHCV遺伝子の検出によりC型肝炎診断におけるN-14抗原の有用性が強く示唆された.
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