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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻2号

1993年02月発行

文献概要

研究

C型肝炎ウイルスRNA(HCV・RNA)の競合定量法による測定

著者: 木下盛敏1 波多間徹1 江戸谷真理1 片桐豊雅1 福井崇史1 幸浦実1 岡真樹生1 妹尾多美子1 葛城粛典1 申貞均1

所属機関: 1大塚製薬株式会社診断事業部大塚アッッセイ研究所

ページ範囲:P.214 - P.218

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 RT-PCR法によるHCV・RNAの検出はHCV感染において,抗体検査とともに,臨床的にもよく用いられるようになってきた.筆者らは患者血清中に存在するHCV・RNAに対して一塩基置換DNAを人為的に作製し,制限酵素Kpn Iの認識部位を導入し,発現ベクターに挿入してRNAスタンダードを調製した.さらに,このRNAスタンダードを用いて,競合定量法により患者血清中HCV・RNAの定量測定系を確立した.このHCV・RNAの定量はC型肝炎の病態解析に重要な役割を果たすことが期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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