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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査37巻3号

1993年03月発行

雑誌目次

今月の主題 プリン体代謝とその異常

カラーグラフ

痛風の病態

山中 寿

pp.238-240

図1 痛風発作―初期

高尿酸血症患者の臨床症状を特徴づけるものが痛風発作と呼ばれる急性単関節炎である.通常,患部の違和感などの前兆症状があった後,発赤,疼痛が出現する.

総説

プリン体の代謝

飯笹 泰蔵 , 橘 正道

pp.241-246

 プリン体は,核酸およびATPなどプリンヌクレオチドの構成成分であるので,その代謝は,核酸合成やエネルギー代謝である糖代謝と密接に関連している.特に,筋肉の糖代謝の異常から高尿酸血症(筋原性高尿酸血症)となる.プリン代謝系の酵素異常症は,痛風のみならず,その臨床症状が溶血性貧血,筋力低下,自閉症,免疫不全症など多彩である.これらの酵素の異常も分子生物学の進歩により解析が進んでいる.〔臨床検査37(31:241-246,1993〕

尿酸の排泄

中村 徹 , 田中 経雄

pp.247-251

 尿酸の排泄は腎臓から尿中への排泄が主要部分を占め,その排泄能の指標には尿酸クリアランスが有用である.近年,尿酸の尿細管における排泄異常は"four component theory"に基づき,ピラジナミドまたはベンズブロマロン投与時の尿中尿酸排泄量(UUA)から検討されているが,われわれはUUAと分泌前再吸収率R1,分泌率Cs,および分泌後再吸収率R2との間にUUA=SUA{Ccr(1-R1)+CS}(1-R2)という関係式を設定し,痛風をはじめとする種々の病態や尿酸排泄促進剤の作用機序にいっそう詳細な検討を行っている.〔臨床検査37(3):247-251,1993〕

尿酸の生理的変動

西岡 久寿樹

pp.253-257

 尿酸は窒素代謝の終末代謝産物である.しかし単なる"老廃物"ではなく,生体内において一定の生理的役割を有している.近年尿酸は,遺伝子研究の発展とともに注目を集めるようになり,新しい知見が明らかになっている.尿酸値の生理的変動はプリン代謝異常の成因にも密接にかかわっており,その正しい理解は高尿酸血症の病態を理解するうえで重要である.〔臨床検査 37(3):253-257,1993〕

技術解説

尿酸の測定法

影山 信雄

pp.259-264

 日常検査法として使用されている尿酸測定法は,この20年間で大きく変遷した.還元法の特異性の低さに自動分析装置の普及が相まって,現在では酵素的測定法の1つであるウリカーゼ・ペルオキシダーゼ法が繁用されている.酵素的測定法のうちから,多用されているウリカーゼ・ペルオキシダーゼ法,尿酸研究会が標準的測定法に準ずる方法として選択したウリカーゼ・カタラーゼ法,日本臨床化学会分析部会近畿支部試薬委員会が標準的測定法として勧告するために追試しているウリカーゼ紫外部法の3法を概説した.〔臨床検査37(3):259-264,1993〕

2,8-DHAの検出・測定法

大内 淳

pp.265-269

 2,8-ジヒドロキシアデニン(2,8-DHA)結石症は,アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(APRT)の欠損により起こる遺伝性疾患である.2,8-DHAはきわめて水に溶けにくいため,尿中で容易に結晶化し,尿路結石の原因となる.低プリン食やアロプリノールの投与のような有効な治療法があるから,早期に的確な診断をすることが望まれる.本稿では,結石のルーチン分析に利用されている赤外分光分析を中心に,高速液体クロマトグラフィー,紫外分光分析による2,8-DHAの検出法について述べる.〔臨床検査37(3):265-269,1993〕

オキシプリン体の測定法

仁科 甫啓

pp.271-275

 尿酸の前駆物質であるオキシプリン(ヒポキサンチン+キサンチン)の測定は痛風をはじめ各種疾患で注目されてきている.高速液体クロマトプラフィー,高感度の酵素比色法の登場により,血中および尿中オキシプリン体の測定が容易になってきている.これらの測定法の解説を行うとともに,アルコール負荷試験による痛風予備軍早期発見やキサンチン尿症の診断への応用例を取り上げてオキシプリン体測定の臨床的有用性について述べる.〔臨床検査37(3):271-275,1993〕

プリン体代謝酵素活性の測定法

西田 琇太郎

pp.276-282

 ヒポキサンチングアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ,アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼおよびホスホリボシルピロホスフェイトシンセターゼなどはアイソトープ法で酵素活性を測定する.アデノシンデアミナーゼ,プリンヌクレオシドホスホリラーゼ,キサンチンオキシダーゼなどは紫外部分光光度計で吸光度の変化から酵素活性が測定できる.アデノシンデアミナーゼなどは酵素反応で産生されるアンモニアを定量してもよい.〔臨床検査37(3):276-282,1993〕

病態

HPRT欠損症

藤森 新

pp.283-286

はじめに

 ヒポキサンチングアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(hypoxanthine-guanine phospho-ribosyltransferase;HPRT)は,プリン塩基のヒポキサンチン,グアニンをそれぞれのプリンヌクレオチドであるIMP,GMPに変換するプリン体の再利用酵素である.本酵素の完全欠損症は自傷行為とアテトーゼ性脳性麻痺を特徴とするLesch-Nyhan症候群を起こすことで有名であり,早くから分子レベルの解析が進み,すでに100例近い患者において遺伝子変異が明らかにされている.また最近では,遺伝子治療の達成に向けて精力的に基礎的研究が進められている.

APRT欠損症

鎌谷 直之

pp.287-289

はじめに

 アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ(adenine phosphoribosyltransferase;APRT)はプリン代謝の酵素であり,アデニンをPRPPの存在下でAMPに変換する1).その欠損症は常染色体性劣性の遺伝病をきたす.ホモ接合体は尿路結石症,腎発育不全,慢性腎不全などの症状を呈する.適切な治療で疾患の進行が防げるため,正しく診断することが重要である.本疾患は特に日本人に多く報告されており1),日本人では最も頻度の高い病因遺伝子の分布を示す.

ADA・PNP異常症

藤井 寿一

pp.291-293

はじめに

 アデノシンデアミナーゼ(adenosine deami-nase;ADA)とプリンヌクレオシドホスホリラーゼ(purine nucleoside phosphorylase;PNP)はプリン代謝系の酵素で,ADAとPNPの活性低下は免疫不全を,ADAの著明な活性亢進は溶血性貧血をきたすことが知られている.ADA欠損症は酵素補充療法や骨髄移植などの有効な治療を施さないかぎり致死的な疾患であり,遺伝子治療の格好の対象として注目を集め,現在米国NIHで2人の患者で実施されている1).一方,ADA活性亢進による遺伝性溶血性貧血は構造上正常な酵素蛋白の百数十倍にも及ぶ過剰産生による特異な病態で2),組織特異的な発現調節機構の解明に重要である.

 以下,本稿ではこれら疾患の概要と診断法について述べる.

学会だより 第12回腫瘍マーカー研究会

進展著しい癌遺伝子関連検査

大竹 皓子

pp.252

 第12回腫瘍マーカー研究会は1992年9月28日に大阪国際交流センターにおいて開催され,研究会の運営には兵庫医科大学第三内科の東野一弥教授が当たられた.本研究会は,1980年に元慶応大学外科教授の阿部令彦先生や元金沢大学内科教授の服部信先生らが発起人となって発足した会で,日本癌学会の開催地でその前日に開かれる.日程は1日だけなので,タイムテーブルは研究テーマごとの構成となっており,専門性が強い.また,参加者は臨床家がほとんどで,演題も悪性腫瘍の血清学的診断の可能性を追求する内容のものが多い.

 ここ数年間の特色としては,糖鎖関連抗原を認識する新しいモノクローナル抗体の開発と,その臨床応用の有用性を紹介するものが多かった.そして,この研究会で話題となったものは,直ちに臨床検査に取り入れられてきたことからも,本研究会の歩みは腫瘍マーカー検査の歴史を象徴していると言っても過言ではない.だが,今年の研究会の内容は,これからの腫瘍マーカー検査の方向転換を示唆しているように感じられた.花形であった糖鎖抗原に変わって癌遺伝子に関する演題が目だったことである.

学会だより 第34回日本臨床血液学会総会

血液学をめぐる多彩な内容を盛り込んで

池田 康夫

pp.270

 第34回日本臨床血液学会総会が,近畿大学医学部内科堀内篤教授のもと,1992年11月5~7日の3日間,大阪で開催された.臨床血液学会は年々大きくなっており,内容も多岐にわたるため,3つの大会場のほか,6か所の口演会場,7か所のポスター会場に分かれて行わなければならないほどであった.参加人数は約2,900人であり,すべての演題をフォローすることはまったく不可能であるばかりでなく,分野の重なるシンポジウム,一般演題が同時刻に行われる事態が避けられないほどで,会長をはじめプログラムを組んだ方々のご苦労は大変だったと思う.

 会長講演は,堀内教授が最も造詣の深い「造血器腫瘍の治療の合併症と対策」についてで,優れた臨床家の目で分析した教室の長年の成果を話され,会員一同に深い感銘を与えた.

学会だより 第35回日本腎臓学会総会

新しい波,分子生物学的アプローチ

富野 康日己

pp.290

 日本腎臓学会では,1959年東京で第1回の総会が産声をあげてから本年まで年1回の総会と,1971年からスタートした東部,西部の部会が行われている.本学会は,会員数約6,000名で,解剖,生理,病理,免疫などで腎臓を専攻する基礎の研究者と,内科,小児科,泌尿器科,外科などで腎臓疾患の臨床に従事する臨床医が主体となり,看護婦,栄養士,臨床検査技師,臨床工学士などのコメディカルスタッフの参加を得て運営されている.取り扱う分野は,腎臓にかかわる基礎的研究から診断,治療に関するものまでと幅広く,ことに治療では腎不全に対する透析療法や腎移植に関するものまで含まれている.したがって,会期中に全分野を網羅して学ぶことは不可能になりつつある.

 さて,昨年(1992年)は12月4~6日の3日間,第35回の総会が長澤俊彦杏林大学教授会長のもと,横浜市のパシフィコ横浜で開催された.内容は,招聘講演,特別講演のほか,教育講演6題,シンポジウム2題,ワークショップ4題,一般演題約1,000題(口演とポスターの比率はほぼ1:1)と3つのサテライトシンポジウムから成っていた.また,新しい試みとして,Plenary Lecture(24題)とPoster Discussion(22題)の場を設け,さらにポスターの展示を基礎と臨床に分けて,1つの展示場で1年間の腎臓学研究の進歩を展望できるように工夫されていた.

コーヒーブレイク

長崎にて

屋形 稔

pp.269

 平成4年(1992年)10月に第39回日本臨床病理学会総会長崎市で開かれ.長崎市は坂の多いコンパクトな街であるが,三方を海で囲まれた異国情緒の溢れる美しい都市である.ロープウェイで稲佐山に登ると360度のパノラマが眼下に展がり,日本晴れの秋空の下雲仙,天草,五島列島が遠望され,キラキラ反射する波にマッチして何とも美しいかった.ここには三等三角点という右があり,その上面が東京タワーとちょうど等高の333mということであった.

 10月9日にちなんだ長崎くんちの祭りの終った後であったが,会員懇親会場でこの祭りの有名な龍踊りという中国風の奉納踊りが披露され喝采を浴びた.それにしても平和でわが国医学史上最も由緒ある地を襲った歴史上の受難は,一体神のいかなる思し召しであったのだろうか.古くは島原の乱とそれに連なるキリスト教弾圧があり,市内の日本26聖人殉教地を訪れたどきもその感があった.秀吉の禁教令でこの地で処刑された26人の像を彫刻した記念碑が建っているが,観光の道連れになった臨死体験を数回味わったという人物が,足を踏み入れた途端にゾーッとしてすくんだと言っていた.案内のタクシー運転手はここへ来るたびに頭痛に襲われるという.

MRSA

𠮷野 二男

pp.286

 MRSAとは,よく知られているようにMethicil-lin Resistant Staphylococcus Aureus,すなわちメチシリン耐性ブドウ球菌のことです.通常の抗生物質の効果が期待できないため,これの感染によりしばしば致命的な経過をとります.また,そのほとんどが院内藤染によることが明らかにされていて,社会的にも対策が求められています.

 MRSAに限らず現代の医療は,医師,医学者だけでなく多くめ医療関係者,さらに広く一般の人々の協力が必要で,そのためにも医療関係用語はわかりやすいものがよいはずです.

目でみる症例―検査結果から病態診断へ・3

骨型アルカリホスファターゼの上昇した症例

菅野 剛史

pp.295-297

検査結果の判定

 アルカリホスファターゼ(ALP)アイソエンザイムの検査は,職場検診で高ALP血症を指摘され,肝機能検査正常ということから依頼された.

 図1は患者のALPアイソエンザイム分画である.コーニング社のアガロースゲルフィルムを使用し,泳動終了後インドキシルボスフェートを基質とし,酵素活性で遊離したインジゴホワイトをニトロプルーテトラゾリウム(nitroblue tetra-zolium;NBT)で呈色させる染色法で染色した1)

TOPICS

胎児性脳特異蛋白GP68

秋元 治朗

pp.299-300

1.はじめに

 癌化に伴う胎児性形質の再発現という概念が普及し,いわゆる癌胎児性抗原が悪性形質のマーカーとして癌の臨床に重要なものとなっている.中枢神経系腫瘍のなかにも悪性腫瘍としての臨床像を呈するものが多いが,まだ有用な胎児性抗原は見いだされていない.

 GP68蛋白は,マウス脳において胎生11日から14日の間にのみ特異的に発現する,分子量68kDAのシアロ糖蛋白である1).この蛋白に対する抗血清を作製し,脳腫瘍における胎児性蛋白の発現有無を検討した.

MRIによる悪性リンパ腫骨髄浸潤の診断

角田 三郎 , 高木 省治郎 , 田中 修

pp.300-302

 悪性リンパ腫の症例において,骨髄浸潤の有無を確認することは病期診断や治療法の選択に非常に重要である.特に,骨髄浸潤がないことを前提とする自家骨髄移植に関しては大切である.近年,magnetic resonance imaging (MRI)による画像診断は急速に普及し,腫瘍性疾患の診断に不可欠となりつつある.特に従来のX線を用いた方法では骨髄を直接画像化することは困難であったが,MRIでは骨髄内の病変をより明確にとらえることができるようになり,血液・造血器疾患の新たな診断法として期待されている.

 MRIは骨の影響を受けず,軟部組織のコントラスト分解能にきわめて優れている.成人の造血骨髄(赤色髄)は扁平骨や椎体骨がほとんどで,長管骨はその骨頭部近位端を除いてほとんどが脂肪(黄色髄)に置き換わっている1)

クリングル構造

野間 昭夫

pp.302-304

 クリングル(kringle)構造は約80個のアミノ酸残基から成り,そのなかに3対のS-S結合を有するループ構造であり,その形が北欧の菓子のクリングルに似ているところから命名されたものである.X線回折法による三次元構造の解析も行われており,クリングル構造内のS-S結合部位間の4種の配列は,相互に離れるように異なった方向に向いたループ構造をとっていることが判明した(図1).

 このクリングルドメインは凝固第XII因子とウロキナーゼにそれぞれ1個,プロトロンビンや組織型プラスミノーゲンアクチベータ(t-PA)には2個,プラスミノーゲンには5個と凝固・線溶因子の機能蛋白として認められるものである.このクリングルドメインの機能を明らかにするために,最近では遺伝子工学的手法によって作製した組換え体ドメインを用いたり,プロテアーゼを用いて各クリングルドメインを単離したりすることが行われている.

抗GM1抗体と運動ニューロン疾患・運動ニューロパチー

結城 伸𣳾

pp.304-305

 運動ニューロン疾患とは,大脳皮質運動野に始まる上位運動ニューロン,脳神経核あるいは脊髄前角に始まる下位運動ニューロンが選択的におかされ,筋力低下,筋萎縮が慢性に進行する病気の総称である.下位運動ニューロンが選択的に,あるいは優位に傷害されて上位運動ニューロン徴候が明らかでない場合,運動ニューロパチーとの鑑別に苦慮することがある.その際,伝導ブロックなど運動神経の脱髄を示唆する電気生理学的所見が認められれば,運動ニューロパチーを考える.

 運動ニューロン疾患の病因は不明だが,正常対照に比してM蛋白血症を伴う頻度がやや高く,免疫抑制剤が有効の症例もみられたことから,一部の症例の病因として自己免疫の関与が示唆されていた.1986年Latovらのグループが1),下位運動ニューロン疾患患者の血清IgMM蛋白がGM1ガングリオシドと反応することを報告したことを嚆矢に同様の報告が相次いだ.

Helicobacter pylori―胃炎起炎菌か疑われる新しい病原菌

藤岡 利生 , 伊藤 彰 , 黒木 初美 , 大野 清美

pp.305-308

1.はじめに

 胃粘膜上皮細胞の表層にらせん状の細菌が生息していることは,すでに19世紀末ころから知られていたが,1983年にオーストラリアのWarrenとMarshallによって初めて分離・培養されCampylobacter pyloridisと命名された1).その後,形態,発育様式,酵素,脂肪酸組成などの研究結果から新しい属として独立し,Helicobacter pylori(H. pylori)と呼ばれるようになった.今日までの多くの研究により,本菌の胃・十二指腸粘膜に対する病原性はほぼ確立された感がある2,3).本稿では,最近胃炎の起炎菌として注目されているH. Pyloriについて概説する.

VLA

鹿児島大学医動物学

pp.308-309

 VLA〔very late antigen,cluster designation(CD)29〕は,初めT細胞を刺激後2~4週間培養すると発現するα,β鎖からなる表面抗原として発表された.その後,β鎖(β1鎖)は同じでα鎖の異なる蛋白が次々に見つかり,さらにα4,α6は異なるβ鎖と結合することが明らかになった1)(表1).現在,β1鎖を共有する蛋白をVLAと呼び,VLAを含むhomologyのあるβ鎖からなるαβヘテロダイマーをintegrin familyと称する.

 VLAα鎖は構造上3種に分類できる.α1,α2鎖のように180~200のアミノ酸からなる挿入配列を有する群(Iドメイン),α4鎖のようにS-S結合外の部位にprotease cleavage siteを持つ群,α3,α5,α6,α7,α8,αv鎖のようにC末端に近いS-S結合内にcleavage siteを持つ群である.Iドメインはcartilage matrix protein,von Willebrand因子のA1,A3ドメイン,Ⅳ型コラーゲンにみられ,コラーゲンとの結合に関与していると考えられる.α鎖内のhomologyは20~30%であるが,C末端細胞内部分ではhomologyはほとんどない.一方,種間でのhomologyは高いので,各α鎖に特有な細胞内骨格との結合が示唆される.

私のくふう

第24回"私のくふう賞"発表

坂本 穆彦 , 医学書院 , 大谷 静治

pp.310

入賞(正賞 賞状および賞金,副賞 本誌1年分)

 "水流循環式染色用ガラスバット"(36巻9号掲載)

 大谷 静治・佐藤 昇志・池田 卓也・池田 真美

500円でできる手作りピペッター

林 俊治

pp.314

 ピペット操作のためのピペッター,ピペットエイドは現在,数種類が市販されており,実験室・検査室において,口でピペット操作をすることはあまりないと思われます.しかし,学生実習などではそれらの器具を多くの学生の使用が可能な数だけ揃えることが難しいため,口でピペット操作をさせることが少なくありません.安価な器具としてはゴム球などもありますが,これらを用いて微量の正確なピペット操作を行うのは困難です.当教室において,身の回りにある安価な材料を用い,微量の正確なピペット操作が可能な1mlピペット用ピペッターを作製し,使用したところ操作性も良いので紹介します.

研究

SGH-N14融合抗原を用いた抗HCV抗体の測定

森 秀治 , 守田 和樹 , 杉本 整治 , 福井 正憲 , 好田 肇 , 前田 栄樹 , 長谷川 護 , 有馬 暉勝

pp.311-313

 遺伝子工学的手法により調製したSGH-N14融合蛋白質1)を使用し,酵素免疫測定法(EIA法)によるHCV抗体測定キットを開発した.管理血清(高・中・低の3濃度)を試料とした吸光度のプレート内同時再現性は10%以内,また,プレート間再現性も10%以内と,いずれも良好な結果を示した.また,肝疾患関連患者検体を対象に,C-100抗体測定キット(オーソ社)とその測定結果を比較したところ,慢性肝炎においてはSGH-N14抗体の検出率が60.7%とC-100抗体の50.3%に比べ有意に高率であった.さらに,SGH-N14抗体のみ陽性を示した検体について,その反応性をN14関連抗原ペプチドを用いたWB法により解析したところ,いずれもN14の中央部のペプチドと反応性を有していた.この部位はHCVの構造蛋白質とのホモロジーが報告されている2)ことから,これら検体は,いずれも真にHCV抗体陽性の検体であり,オーソ社との不一致は,使用している抗原に依存したものと推定された.これより,SGH-N14融合蛋白質を抗原とした本測定系を併用することにより,検出率を高めることができると期待される.

サーバーハードディスクを用いた病理細胞検査部門のパソコンシステム

徳永 次行 , 馬場 伸明 , 郷田 宏子 , 三木 章子

pp.315-319

 ファイルシェアリングによるサーバーハードディスクを用いたパソコンシステムTAN(tiny area network)は,病理細胞検査部門において検査部門と診断部門を直結した情報共有化ができる有益なシステムである.双方から受付入力,診断入力が分散処理でき,ファイル情報の活用により既往検査検索・参照,標本ラベル作成,スライド写真マウント印字,台帳作成など省力化ができた.受付入力項目を統一し,またコード化は詳細・複雑でなく検査室に合ったものとすべきである.

 テキストファイルは他ソフトとの共用や大型コンピュータへの変換が容易である.BASICは必要時に簡単にプログラム変更・即実行ができ,臨床医からの要望や,将来へのシュミレートとして効率的な言語である.異質業務の混在する病理細胞検査にVDT(video display terminal)作業が加わるので,設備・環境面にも配慮が必要である.

肺癌細胞診標本からのもどしセルブロック法の有用性の検討

森谷 浩史 , 渋谷 広子 , 比佐 純孝 , 木村 和衛 , 富田 健 , 松川 明

pp.321-323

 組織診の確定している肺癌17症例について術前の細胞診塗抹標本から"もどしセルブロック法"を行い,組織標本を作製した.その結果,12検体で組織診と矛盾しない良好なセルブロック標本が作製できた.本法の実施には塗抹標本上に剥離可能な細胞集塊が存在していること,剥離した細胞集塊を手技中に破砕,挫滅させないことが必要であった.腫瘍細胞が孤立散在性に存在する標本(喀痰標本など)や脆弱な腫瘍塊(小細胞癌など)では作製が困難であった.本法は塗抹標本上の任意の腫瘍塊から組織標本を作製できる手技であり肺癌診断において実利性が期待できる.

資料

マイコプラズマ抗体陽性者の寒冷凝集反応とCH50,CRPの関連性

櫻井 伊三 , 中川 泉 , 浪岡 知子 , 菅井 留男 , 佐藤 恒久 , 吉岡 利忠

pp.325-326

 マイコプラズマ抗体(PA法)陽性者33名,陰性者38名について,寒冷凝集反応(CHA),CRPおよびCH50の関連性を検討した.マイコプラズマ抗体陽性者ではCHAは33例中22例が64倍以上を示し,また29例においてCH50も40U/ml以上であった.一方,CH50が40U/ml未満でCHAが64倍以上の例はマイコプラズマ抗体陽性者では一例もみられなかったが,陰性者では5例が認められCRPは,いずれも1.0mg/dl未満であった.

質疑応答 臨床化学

血清アルブミンの定量法の選択

村本 良三 , S生

pp.327-329

 Q 血清アルブミンの定量を実施することとなり,よい測定法を選択しなければならなくなりました.調べたところ,血清アルブミンの定量法にはBCG法とBCP法があるようですが,特異性はBCP法のほうが高いとの記述がありました.しかし,普及率はBCG法のほうが大きいようです.この2法のなかから選択し,自動分析機に適用するつもりですが,BCG法とBCP法の特徴と選択のポイントをお教えください.

質疑応答 血液

赤血球変形能の簡易測定法

岡田 正彦 , S生

pp.329-330

 Q 動脈硬化症の子防を目的として,赤血球変形能が測定されているそうですが,臨床に応用可能な方法についてお教えください.

プロテインC,プロテインSの役割と測定法

雨宮 憲彦 , 久米 章司 , 伊勢 泰

pp.330-333

 Q 新生児,ネフローゼ症候群,薬剤使用などの際に,凝固性亢進が注目されています.プロテインC,プロテインSの役割と測定法について,お教えください.

質疑応答 輸血

輸血用血小板の長期保存

高橋 恒夫 , 薬師寺 千明 , 関口 定美 , T生

pp.333-335

 Q 輸血用血小板の保存期間が延長できることが,新聞で報じられていました.詳しくお教えください.

質疑応答 免疫血清

JacalinによるIgAサブクラスの同定法

萩原 啓二 , Q生

pp.335-338

 Q 上についてお教えください.

質疑応答 微生物

強毒性真菌の地域分布

宮治 誠 , 吉田 健一

pp.338-340

 Q HIV感染の拡大や,広い抗菌スペクトルの抗生剤が問題になっています.抗真菌剤も進歩していますが,強毒性の真菌が透徹してくるとすれば,その対策はどうすべきでしょうか.また,現在どのような所に,どのような毒性の真菌が存在しているのでしょうか.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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今月の特集2 どうする?精度管理

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今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

今月の特集1 発症を予測する臨床検査—先制医療で5疾病に立ち向かう!
今月の特集2 薬の効果・副作用と検査値

62巻12号(2018年12月発行)

今月の特集1 海外帰りでも慌てない旅行者感染症
今月の特集2 最近の輸血・細胞移植をめぐって

62巻11号(2018年11月発行)

今月の特集1 循環癌細胞(CTC)とリキッドバイオプシー
今月の特集2 ACSを見逃さない!

62巻10号(2018年10月発行)

増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ

62巻9号(2018年9月発行)

今月の特集1 DIC診断基準
今月の特集2 知っておきたい遺伝性不整脈

62巻8号(2018年8月発行)

今月の特集 女性のライフステージと臨床検査

62巻7号(2018年7月発行)

今月の特集1 尿検査の新たな潮流
今月の特集2 現場を変える!効果的な感染症検査報告

62巻6号(2018年6月発行)

今月の特集1 The Bone—骨疾患の病態と臨床検査
今月の特集2 筋疾患に迫る

62巻5号(2018年5月発行)

今月の特集1 肝線維化をcatch
今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線

62巻4号(2018年4月発行)

増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック

62巻3号(2018年3月発行)

今月の特集1 症例から学ぶ血友病とvon Willebrand病
今月の特集2 成人先天性心疾患

62巻2号(2018年2月発行)

今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
今月の特集2 実は増えている“梅毒”

62巻1号(2018年1月発行)

今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
今月の特集2 心腎連関を理解する

60巻13号(2016年12月発行)

今月の特集1 認知症待ったなし!
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査

60巻12号(2016年11月発行)

今月の特集1 血液学検査を支える標準化
今月の特集2 脂質検査の盲点

60巻11号(2016年10月発行)

増刊号 心電図が臨床につながる本。

60巻10号(2016年10月発行)

今月の特集1 血球貪食症候群を知る
今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る

60巻9号(2016年9月発行)

今月の特集1 睡眠障害と臨床検査
今月の特集2 臨床検査領域における次世代データ解析—ビッグデータ解析を視野に入れて

60巻8号(2016年8月発行)

今月の特集1 好塩基球の謎に迫る
今月の特集2 キャリアデザイン

60巻7号(2016年7月発行)

今月の特集1 The SLE
今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと

60巻6号(2016年6月発行)

今月の特集1 もっと知りたい! 川崎病
今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断

60巻5号(2016年5月発行)

今月の特集1 体腔液の臨床検査
今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求

60巻4号(2016年4月発行)

今月の特集1 血漿蛋白—その病態と検査
今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー—その臨床的意義とは?

60巻3号(2016年3月発行)

今月の特集1 日常検査からみえる病態—心電図検査編
今月の特集2 smartに実践する検体採取

60巻2号(2016年2月発行)

今月の特集1 深く知ろう! 血栓止血検査
今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

60巻1号(2016年1月発行)

今月の特集1 社会に貢献する臨床検査
今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

今月の特集1 移植医療を支える臨床検査
今月の特集2 検査室が育てる研修医

59巻12号(2015年11月発行)

今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
今月の特集2 腹部超音波を極める

59巻11号(2015年10月発行)

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ

59巻10号(2015年10月発行)

今月の特集1 見逃してはならない寄生虫疾患
今月の特集2 MDS/MPNを知ろう

59巻9号(2015年9月発行)

今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査
今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか

59巻8号(2015年8月発行)

今月の特集1 臨床検査の視点から科学する老化
今月の特集2 感染症サーベイランスの実際

59巻7号(2015年7月発行)

今月の特集1 検査と臨床のコラボで理解する腫瘍マーカー
今月の特集2 血液細胞形態判読の極意

59巻6号(2015年6月発行)

今月の特集1 日常検査としての心エコー
今月の特集2 健診・人間ドックと臨床検査

59巻5号(2015年5月発行)

今月の特集1 1滴で捉える病態
今月の特集2 乳癌病理診断の進歩

59巻4号(2015年4月発行)

今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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