文献詳細
文献概要
今月の主題 閉経と臨床検査 総説
閉経と内分泌変動
著者: 赤祖父一知1 生水真紀夫2
所属機関: 1金沢大学医学部産婦人科学講座 2金沢大学医療技術短期大学部
ページ範囲:P.349 - P.354
文献購入ページに移動 閉経期を境に,女性の内分泌環境は大きな変貌を遂げる.卵巣性エストロゲンの低下は,ゴナドトロピンの分泌亢進とエストロゲン依存性雌性臓器の萎縮・脳機能の変調をもたらし,脂質代謝や骨代謝などにも大きな影響を及ぼす.
閉経期には,副腎にも老化に伴う機能低下(副腎性アンドロゲンの低下)が進行する.しかし,その進行は卵巣に比し緩やかであるため,閉経後においては,相対的アンドロゲン優位の代謝環境になる.〔臨床検査37(4):349-354,1993〕
閉経期には,副腎にも老化に伴う機能低下(副腎性アンドロゲンの低下)が進行する.しかし,その進行は卵巣に比し緩やかであるため,閉経後においては,相対的アンドロゲン優位の代謝環境になる.〔臨床検査37(4):349-354,1993〕
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