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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻4号

1993年04月発行

文献概要

今月の主題 閉経と臨床検査 技術解説

尿中ハイドロオキシプロリン

著者: 五十嵐省吾1

所属機関: 1東京専売病院

ページ範囲:P.367 - P.372

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ハイドロオキシプロリン(Hyp)はコラーゲンを構成するペプチドに特異的に含まれるアミノ酸である.したがってHypの量を測定することによりコラーゲン量を推定できる.臨床的には主として尿中に排泄されるHypが測定される.コラーゲンは骨や皮膚に多く含まれるので特に骨を侵す疾患で尿Hypは増加する.副甲状腺機能亢進症,甲状腺機能亢進症,末端肥大症などの内分泌疾患,Paget病,癌の骨転移でその増加が著しいが,特に癌の骨転移の際には,Hypの測定により,骨転移を早期に診断することができる.また,病勢の判定にも有用である.〔臨床検査37(4):367-372,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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