文献詳細
文献概要
今月の主題 閉経と臨床検査 検査と疾患
閉経後の骨粗鬆症
著者: 小原範之1
所属機関: 1神戸大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.393 - P.399
文献購入ページに移動最近,DEXA法の導入により微細な骨量変化を高い精度で定量的に測定することが可能となり,骨粗鬆症の診断法が飛躍的に進歩した.一方,生化学的検査は従来から鑑別診断に利用されてきたが,近年,さらに鋭敏に骨代謝回転を反映するマーカーが開発,検討されている.将来,新しい骨代謝マーカーを用いたスクリーニング,治療薬の選択および治療効果判定などが臨床応用されるものと期待される.〔臨床検査37(4):393-399,1993〕
掲載誌情報