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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻4号

1993年04月発行

文献概要

今月の主題 閉経と臨床検査 話題

インターロイキンと骨変化

著者: 中村雅典1 笠原忠2

所属機関: 1東北大学歯学部口腔解剖学第二講座 2自治医科大学医動物学講座

ページ範囲:P.402 - P.403

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1.はじめに
 骨はハイドロオキシアパタイトの結晶中に人体中のCaの99%,Pの88%,Mgの50%を貯蔵し,また,有機質としては90%以上をコラーゲンが占め,他は非コラーゲン性蛋白質,プロテオグリカン(PG)から成る.骨は,破骨細胞による骨吸収と骨芽細胞による骨形成を繰り返しており(骨のリモデリング),これによって古い骨が新しい骨に置換され,骨全体の強度が保たれている(図1).また,このリモデリングは種々のホルモンやサイトカインによって調節されており,このアンバランスが種々の病態を引き起こす.さらに,最近,筆者(中村)らは破骨細胞によらない単核細胞による骨吸収の可能性を見いだした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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