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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻4号

1993年04月発行

研究

肥大型心筋症の経年変化―心エコー図による観察

著者: 谷内亮水1 秦泉寺寿美雄1 長谷川香代1 元吉安芸子1 棚野智子1 深田晴子1 沼本敏1 大脇嶺2 山本浩史2 武市直樹2 西村直己2 永森誠一郎2

所属機関: 1高知市立市民病院臨床病理検査科 2高知市立市民病院内科

ページ範囲:P.423 - P.428

文献概要

 肥大型心筋症の経年変化について心エコー図法を用い検討した.1982~1992年の間に平均68.1か月経過観察できた14例を対象とした.経過とともに平均左室径の増大を認め,一部の閉塞性症例では左室径の拡大とともに,収縮期前方運動の消失が見られた.一方,心室中隔,左室後壁ともに壁厚は変化せず,左室内径短縮率,駆出率などの収縮能に有意な変化はみられなかった.経過中にLDHの上昇を示し拡張型心筋症様病態に移行した1症例を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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