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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻4号

1993年04月発行

文献概要

資料

マウスIgG型モノクローナルリウマトイド因子を利用した血中免疫複合体の測定法―その基礎的・臨床的検討

著者: 乾武広1 陳文1 岡部英俊1 越智幸男1

所属機関: 1滋賀医科大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.431 - P.434

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 免疫複合体(IC)を形成したIgGに特異的なマウスのモノクローナル抗体を利用したEIA法,イムノコンプッレクスmRF"ニッスイ"を用い,血中IC値を測定した.再現性は良好であった.検体を56℃で30分間非動化するとIC値が上昇した.血中IC値は甲状腺機能亢進症,橋本病,RAやSLE患者で高値であった.各疾患群の血中IC値と各抗体価(甲状腺疾患における甲状腺抗体,RA患者におけるRF値,また,SLE患者における抗DNA抗体)とは有意な相関を認めなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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