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文献詳細

雑誌文献

臨床検査37巻6号

1993年06月発行

今月の主題 甲状腺の検査

病態解説

橋本病

著者:網野 信行1

所属機関:1大阪大学医学部臨床検査診断学教室

ページ範囲:pp.636-641

キーワード:
橋本病  ,  破壊性甲状腺中毒症  ,  出産後自己免疫性甲状腺症候群

文献概要

 橋本病は臓器特異的な代表的自己免疫疾患である.成人女性の30人に1人の割合で出現する.潜在性病型は血中甲状腺マイクロゾーム抗体測定により診断が付けられる.橋本病が進行すると徐々に甲状腺機能低下症が発生する.橋本病患者の約10%が明らかな甲状腺機能低下症を示す.橋本病の経過中,急性増悪を示し一過性に甲状腺からホルモン漏出が起こり,破壊性甲状腺中毒症が発生することがある.痛みのないことから無痛性甲状腺炎といわれる.出産後はこの病態が上一般婦人の約20人に1人の割合でみられ,出産後甲状腺炎といわれている.最近の病態解析から橋本病はバセドウ病と同じ甲状腺における一つの自己免疫疾患と考えられつつある.〔臨床検査37(6):636-641,1993〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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