文献概要
カテコールアミン(CA)は神経伝達物質,あるいはホルモンとして生体内で重要な役割を担っている.生体における存在量が微量であるがために,従来,その測定法にはガスクロマトグラフィー/質量分析法,薄層クロマトグラフィー/放射能標識酵素分析法などの高感度分離分析法が用いられてきた.近年,簡易な分離分析法である高速液体クロマトグラフィー(HPLC)がカテコールアミンの分離・検出にも利用されるようになり,その検出部には高感度検出法である電気化学検出,蛍光検出が多用されている.
最近,HPLCの検出部をより高感度化するために,化学発光反応が利用されるようになってきた.なかでも過シュウ酸エステル化学発光反応は,HPLCのポストカラム反応検出手段として利用すると,蛍光物質をフェムトモルレベル(10-15モル)で高感度に検出できる1).
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