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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻10号

1994年10月発行

文献概要

今月の主題 胃・十二指腸疾患と検査 技術解説

セクレチン

著者: 池田みどり1 白鳥敬子1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター・内科

ページ範囲:P.1153 - P.1156

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 セクレチンは,今世紀始めに発見された膵外分泌刺激ホルモンの1つであるが,血中濃度が微量であること,セクレチンの分離抽出が遅れたこと,また,標識セクレチン作製が困難であることなどから,生理的な血中動態を検討するのに十分なradioimmunoassay(RIA)系の開発が遅れた.われわれは,Cheyらの方法に基づき,特異性の高い標識セクレチンの作製と血漿の非特異的干渉物質の除去により高感度のセクレチンのRIA系を確立した.これによるセクレチンの測定限界は2pg/mlであり,健常人の空腹時血中セクレチン濃度は4.2±2.2(mean±SD) pg/mlで食後の血中セクレチン濃度の有意な上昇も確認されている〔臨床検査38:1153-1156,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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