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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻10号

1994年10月発行

文献概要

今月の主題 胃・十二指腸疾患と検査 病態解説

胃の良・悪性境界病変

著者: 中英男1 上杉秀永2

所属機関: 1現大島郡医師会病院,前北里大学東病院病院病理部 2北里大学東病院病院病理部

ページ範囲:P.1163 - P.1166

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 胃の"良・悪性境界病変"とは良性病変と悪性病変のいずれかを診断する際,確定診断ができないときに一時的に適応する概念である.すなわち胃粘膜病変を良性病変と診断したいが,悪性病変である可能性も完全には否定できない,一方,癌と考えたいが,良性病変の可能性も完全には否定できない.このように,良・悪性をすぐには質的診断ができない胃の腫瘍およびその類似病変に対する疾患概念である.〔臨床検査38:1163-1166,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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