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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻10号

1994年10月発行

文献概要

今月の主題 胃・十二指腸疾患と検査 病態解説

胃のMALTリンパ腫

著者: 元井信1

所属機関: 1鳥取大学医学部病理学第二購座

ページ範囲:P.1167 - P.1171

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 粘膜付属リンパ組織(MALT)を発生母組織とする悪性リンパ腫すなわちMALTリンパ腫はその組織像,進展様式,生物学的特性など節性リンパ腫とは異なり1つの疾患単位をなすことが提唱されている.本リンパ腫は胃腸管をはじめ肺,唾液腺,甲状腺など多くの節外性臓器に発生する.本稿では,胃のMALTリンパ腫について概説し,その概念,臨床病理学的特徴,近縁リンパ腫や反応性リンパ組織増生症との関連について論じた.〔臨床検査38:1167-1171,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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