icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻10号

1994年10月発行

文献概要

今月の主題 胃・十二指腸疾患と検査 病態解説

いわゆる急性胃粘膜病変(AGML)

著者: 藤野雅之1 佐藤公1

所属機関: 1山梨医科大学第一内科

ページ範囲:P.1177 - P.1180

文献購入ページに移動
 ストレス,消炎剤などの薬剤服用,内視鏡などに引き続いて激しい心窩部痛をもって突然発症し,内視鏡的には胃粘膜にびらん,潰瘍の多発をみる急性の病変で,粘膜血流の減少,再潅流に伴う活性酸素の組織傷害によるものと考えられている.内視鏡後急性胃病変の症例を中心に供覧し,Helicobacter pyloriの重要性を強調した.粘膜のみの病変ではなく急性胃病変(AGL)と呼ぶのが適当であることにも触れた.〔臨床検査38:1177-1180,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?