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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻10号

1994年10月発行

文献概要

今月の主題 胃・十二指腸疾患と検査 話題

腹腔鏡下胃切除術

著者: 大橋秀一1

所属機関: 1宝塚市立病院外科

ページ範囲:P.1188 - P.1189

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1.はじめに
 近年,外科領域において腹腔鏡あるいは胸腔鏡などいわゆる内視鏡を用いた外科手術が急速に普及しつつある.その最大の理由は,言うまでもなくこの手術法においては手術侵襲がきわめて少ないために,術後疼痛が少なく早期回復さらには早期退院ができるという大きな利点を有しているからである.
 われわれは1990年春以来,わが国において内視鏡下外科手術をいち早く導入し,胆?摘出術をはじめとする種々の外科手術にこれを応用している.本稿では,これらのうち腹腔鏡を用いた胃切除術について,われわれが独自に開発した腹腔鏡下胃内手術1,2)を中心に,現在わが国における腹腔鏡下の胃切除術の現状について概説してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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