文献詳細
文献概要
今月の主題 胃・十二指腸疾患と検査 話題
色素内視鏡検査
著者: 井田和徳1 杉本尚仁1
所属機関: 1朝日大学歯学部附属村上記念病院内科
ページ範囲:P.1192 - P.1193
文献購入ページに移動1.はじめに
通常,内視鏡検査は色調の変化は鋭敏に捕らえられるが,粘膜面の軽微な凹凸を観察するという点ではX線二重造影にむしろ劣る.この欠点を補うために考案されたのがコントラスト法である.色素内視鏡法にはコントラスト法のほかに染色法,色素反応法などがあるが,ここでは現在最も広く応用されている上部消化管でのコントラスト法を中心に基本手技と臨床応用について述べる.
通常,内視鏡検査は色調の変化は鋭敏に捕らえられるが,粘膜面の軽微な凹凸を観察するという点ではX線二重造影にむしろ劣る.この欠点を補うために考案されたのがコントラスト法である.色素内視鏡法にはコントラスト法のほかに染色法,色素反応法などがあるが,ここでは現在最も広く応用されている上部消化管でのコントラスト法を中心に基本手技と臨床応用について述べる.
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