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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻10号

1994年10月発行

文献概要

研究

Sympathetic skin response (SSR)と慣れ

著者: 吉良保彦1 荒巻駿三1 小倉卓2 平澤泰介2

所属機関: 1京都府立心身障害者福祉センター附属リハビリテーション病院 2京都府立医科大学整形外科

ページ範囲:P.1211 - P.1214

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 健常被検者を対象に,手導出と足導出を用い,連続刺激誘発法によるSSRの慣れの影響を検討した.SSRの振幅において,慣れ現象により手導出では7回目まで,足導出では8回目の刺激まで漸次減少した.一方,潜時には有意な変動を認めなかった.しかし,振幅において手導出では7回目以降,足導出では8回目の刺激以降で恒常性が認められた.また,1週間間隔を開けて記録したSSRの反応は,潜時に再現性が認められたが,振幅には2回目の施行で有意な減少が見られ,再現性が認められなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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