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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻10号

1994年10月発行

文献概要

研究

腎移植時におけるフローサイトメトリークロスマツチの基礎的検討

著者: 樺澤憲治1 長崎聡子1 松山茂1 森田秀2 二川原和男2 舟生富寿2

所属機関: 1鷹揚郷腎研究所弘前病院臨床検査科 2鷹揚郷腎研究所弘前病院泌尿器科

ページ範囲:P.1219 - P.1223

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 腎移植術前における低力価の抗ドナーTリンパ球抗体の検出を目的として,two-color flow cytometry法(FCXM)についての基礎的検討を行い,以下の成績を得た.①標識二次抗体の至適濃度は200倍希釈であった.②陽性の判定基準としては,平均蛍光強度差5ch以上,陽性率30%以上が妥当と思われた.③FCXMは従来法より数倍~数百倍高い感度で,ドナー特異的輸血による抗ドナーリンパ球抗体の出現を従来法より2週間早く検出した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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