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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻10号

1994年10月発行

文献概要

資料

自己赤血球凝集反応による血中D dimer測定用試薬(SimpliRED D dimer)の検討

著者: 榎本誠1 白幡聡2 林実1 太田俊行1 小林利次1

所属機関: 1産業医科大学病院中央臨床検査部 2産業医科大学小児科

ページ範囲:P.1227 - P.1230

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 血中D dimer測定に自己赤血球凝集反応を応用したSimpliRED D dimerは,ラテックス粒子凝集反応による測定に比べ凝集像の判定が容易である.また,ヘパリン,EDTA,フッ化Naを抗凝固剤に用いた全血でも測定可能である.再現性も良好で他のD dimer定量測定法との相関も良い.さらにSimpliRED D dimerは全血での検査が可能なためベッドサイドでのDICのスクリーニング検査にきわめて有用であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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