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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査38巻2号

1994年02月発行

雑誌目次

今月の主題 生物・化学発光計測

カラーグラフ

総説

生物発光の種類と特徴

磯部 稔 , 高橋 宏幸

pp.142-149

 生物発光現象は,今やATP定量などの"生化学試薬"として広く利用される段階に入り,もはやその利用に生物を感じることはない.しかし,その基本となる発光現象の解明には多大な努力がなされてきた.ホタル,エクオリン,発光バクテリアなど,すでに実用段階にある生物発光系で,基本事項を概説する.さらに,現在進行中の生物発光研究(トビイカの発光機構,ホタル発光系を用いた酵素系新検出法)に関して,実例を挙げて解説を行った.〔臨床検査38:142-149, 1994〕

化学発光概論

三田 智文 , 今井 一洋

pp.150-154

 化学発光は,化学反応により分子が励起されて励起状態となり,そこから基底状態に戻る際に光を放つ現象である.化学発光を用いた分析系は,ルミノールを利用した血痕の鑑定などが古くから行われてきたが,近年,過シュウ酸エステル化学発光などの系を用いて,10-15molあるいは10-18molの範囲までの分析が可能となり,感度が高いために,生体内および環境中の超微量物質の検出に利用されるようになっている.また,免疫化学的測定法との組み合わせによる化学発光イムノアッセイも開発されており,今後,生命化学,臨床化学,環境化学などの分野をはじめ,広い分野で化学発光がますます利用されていくものと思われる.〔臨床検査38:150-154,1994〕

フォトン検出器とフォトンイメージング

早川 毅

pp.155-161

 光計測は,近年バイオメディカル分野でますます重要性を増してきている.微量生体物質の検出・定量のためには微弱光検出技術の応用が必要であり,そのためには光検出をフォトン(光子)の視点からみると本質的かつ便利である.ここでは光計測の最も特徴的なフォトンカウンティングを時系列的に,また二次元的に行う基本的な光検出器についてその構成と機能を概説した.〔臨床検査38:155-161,1994〕

技術解説Ⅰ:計測系

化学発光の増強

辻 章夫

pp.162-166

 ペルオキシダーゼ―過酸化水素―ルミノール系の化学発光の種々の増強剤が開発されている.ベンゾチアゾール誘導体,フェノール誘導体,ヒドロキシアリリデン誘導体,4―(4―ヒドロキシフェニル)チアゾールなど種々のエンハンサーにより発光が増強され,かつ持続性となる.また,アルカリホスファターゼの化学発光性基質のアダマンチルジオキセタン誘導体の化学発光に対するエンハンサーも開発されている.〔臨床検査38:162-166,1994〕

リガンドアッセイ

笠原 靖

pp.167-175

 リガンドアッセイというと,臨床検査では免疫測定法に代表される.本稿ではリガンドアッセイの反応原理の概要を述べたほか,リガンドとしてホルモン―レセプター,レクチン,糖鎖に加え,DNA関連リガンドとしてDNAハイブリダイゼーション,DNA―結合蛋白などの可能性について紹介した.〔臨床検査38:167-175,1994〕

オプティカルバイオセンサ

相澤 益男

pp.176-182

 オプティカルガスセンサ,イオンセンサ,バイオセンサの臨床検査への応用が注目されるようになった.特に生物・化学発光を利用した免疫センシング,DNAセンシングの今後の展開が注目される.〔臨床検査38:176-182,1994〕

固定化酵素発光分析

田畑 勝好

pp.183-189

 固定化酵素カラムと化学発光法を組み込んだFIAシステムを用いての臨床化学分析は,繰り返し測定,短時間での高感度分析を可能にし,体液成分による妨害反応もほとんど認められなかった.ルミノール化学発光法で直接測定できる物質はH2O2だけであった.筆者らが発見した酵素カラムを用いると,NH3やNAD (P) Hまでもが化学発光法で測定できるようになった.今では10μlの試料を用いると,0.1μmol/lまでの濃度を持つ体液成分の測定が可能である.〔臨床検査38:183-189,1994〕

技術解説Ⅱ:発光系

ルシフエリン―ルシフエラーゼ系

村上 成治 , 前田 昌子 , 辻 章夫

pp.190-195

 近年,組み換え体ルシフェラーゼの生産が可能となり,大量生産されたルシフェラーゼの発光反応を利用する各種分析法が報告されている.その中で,ホタルルシフェラーゼの発光系と安定なATP産生酵素を組み合わせた分析法が開発され,甲状腺刺激ホルモン,ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン,17-αヒドロキシプロゲステロンの生物発光酵素免疫測定法に応用された.それぞれの検出限界は0.006 μIU/ml,0.003mIU/ml,0.5pg/mlと高感度な測定法であることが示された.〔臨床検査38:190-195,1994〕

ルシゲニン系

前田 昌子 , 辻 章夫

pp.196-200

 ルシゲニンは古くから知られている化学発光性の化合物で,アルカリ性のとき過酸化水素や還元性化合物の存在で化学発光する.このルシゲニンの化学発光反応を用いるアルカリホスファターゼの酵素活性測定法と,そのイムノアッセイへの応用について解説する.〔臨床検査38:196-200,1994〕

ルミノール系

戸谷 誠之

pp.201-203

 化学発光物質として広く知られているルミノールとその類縁物質について,その化学構造,ならびに反応機構に関しての特徴を概説した.また,これらの物質の臨床検査を目的とした使用上要点を細胞機能検査と,臨床化学検査の高感度化を例に述べる.さらに,エンハンスト化学発光法についても概略を述べる.〔臨床検査38:201-203,1994〕

アクリジニウム・エステル系

樋口 義典

pp.204-208

 アクリジニウム・エステルを標識体とした化学発光免疫測定法について述べる.アクリジニウム・エステルの特長,その特長を生かすための2点較正法や鉄微粒子固相をいち早く取り入れた"ケミルミ®"システム,その全自動タイプの測定機器ACS:180による測定概略について説明する.〔臨床検査38:204-208,1994〕

アダマンタン系

岡田 政久

pp.209-214

 アダマンタン系ジオキセタン化合物の化学発光には,熱分解に伴う発光をはじめとして化学反応(ケミカルトリガー)から酵素触媒反応(エンザイムトリガー)によって生じる化学発光が知られている.最近,ジオキセタン骨格アダマンチル基とメトキシ基およびフェノールリン酸エステル基とに挟まれた化合物AMPPD〔3-(2-スピロアダマンタン)-4-メトキシ-4(3″-ホスフォリールオキシ)-フェニル-1,2ジオキセタン〕がアルカリホスファターゼ(ALP)の基質として合成され,常温での高い安定性ならびに発光制御のしやすさからこれを用いたエンザイムトリガーによる発光測定技術が,臨床検査において実用化されている.〔臨床検査38:209-214,1994〕

その他の発光系

中島 憲一郎

pp.215-219

 過シュウ酸エステル化学発光は,シュウ酸誘導体と過酸化水素から生じる活性中間体で共存する蛍光物質を励起させて得られる発光であり,蛍光物質や過酸化水素の高感度定量に適している.また過酸化水素を生じる酵素反応の活性測定や基質の定量にも用いることができる.ロフィンやインドールの誘導体は,酸化により生じるヒドロペルオキシドがジオキセタン構造を経て分解する際に発光すると考えられている.発光バクテリアやエクオリンの生物発光は,種々の生体成分やカルシウムイオンの微量分析にそれぞれ利用できる.〔臨床検査38:215-219,1994〕

座談会

生物・化学発光の将来展望

相澤 益男 , 網野 信行 , 中野 稔 , 早川 毅 , 辻 章夫

pp.220-231

 近年,臨床分析化学の分野での生物・化学発光の進歩には著しいものがある.生化学試薬として実用段階に入ったルミノール,ルシフェリン系を皮切りに,生物発光系でも実用化への努力が続けられている.また,臨床検査の現場では化学発光イムノアッセイの全自動測定装置が導入され,将来はますますその比重が増すものと思われる.

 今回は,生物・化学発光系に各分野で携わる研究者に,現在の状況や将来展望に至るまでを活発にお話しいただいた.

ひと―ベノジェクトⅡリレー訪問

大久保 昭行

土田 一男

pp.130-131

 せっかちで,1つのことに,じっくり取り組めない,いわゆるおっちょこちょいの性格で,研究者としての資質に欠けると感じております.これまでなんとかやってきたのは,周囲に良い協力者がいたおかげだと感謝しています.

 夏目漱石の「ぼっちゃん」の主人公に共感を覚えており,後から"あの時もう少し柔軟な態度を取っていればよかったなあ"と悔やむことがしばしばあります.

今月の表紙 臨床細菌検査

Gardnerella vaginalis

猪狩 淳

pp.132-133

 G.vaginalisはGardnerell属に属する.以前はCorynebacterium属やHaemophilus属に含まれていたが,1986年版のBergey's Manualでは,Pickett, Greenwoodにより,細胞壁の成分,X因子やV因子を要求しないこと,G+C%の違いなどから,新しくGardnerella属に分類され,新しくG.vaginalisと名称を変えた.

 本菌はグラム染色に陰性か,あるいは弱い陽性を示し,グラム染色性は明確ではない短桿状の菌である.培養は血液寒天培地を用い炭酸ガス(5~7%)下で24時間以上(48~72時間)培養する.選択培地としてHBT寒天培地(humanblood bilayer-Tween agar)やV寒天培地があり,ヒト血液を用いた場合はβ-溶血を認める.

コーヒーブレイク

中南米の旅から

屋形 稔

pp.175

 1993年秋,メキシコ・アカプルコの世界臨床病理学会(WASP)に,15人ほどのツアーに加わって行ってきた.気のおけない人ばかりで実に楽しい旅であった.15年前のブラジル・リオデジャネイロのWASP時の20人ほどのツアーもその後顔を合わすとあんなに楽しい旅はなかったと述懐する人が大部分であったが,今回もそれに匹敵するものであった.亡くなった松村義寛先生や今もお元気な石井暢先生など,当時えらく老けたリーダー格に見えたが,今回の私なども秋田の藤田(花園),小川(横手)氏などの若手からは長老格に見えたかもしれない.

 それでも街を横切るのもいやになるくらい暑いアカプルコで,美しい椰子の繁るゴルフ場を一緒に駆け廻ってきた.海岸も朝夕の陽に映えた眺めは格別であったが,リオの美にはやや及ばなかった.学会そのものは中南米はいずれものんびりムードで時間などお構いなしであったが,今回WASP会長の河合先生の開会式におけるスペイン語まじりのスピーチは効果的で評判良かった.

V

吉野 二男

pp.214

 35mmの幅のフィルムを使う小形カメラが考え出され,名声を得て次々に改良型が出てきました.その型は順次Ⅱ型,Ⅲ型,…と名付けられてきました.名機とされたのは外国製のものではⅢf型,国産機ではⅣ sb型で,そしてⅤ型(5番目の改良型ということ)が出されました.

 これに対して使用者は,アルファベットのVであるとしてヴィ型と呼んだりしたのです.また,人によっては,この製品をもって業界の勝利を得るという,勝利のvictoryのVであると言ったりしました.いずれも,順序を経て研究開発されたという本来の意味からは外れたものです.

目でみる症例―検査結果から病態診断へ・14

放射線甲状腺炎―超音波検査によるアプローチ

小松 誠 , 小林 信や , 島田 寔 , 菅谷 昭 , 飯田 太

pp.233-236

●検査結果●

 皮膚ケロイド部においては明らかなmassを認めなかったが,偶然甲状腺部を観察したところ,甲状腺はその背側の頸長筋との境界が不鮮明であり,右葉厚8mm,左葉厚7mmと左右両葉ともに萎縮していた.また,内部構造は全体として粗造であり,小嚢胞およびエコー輝点が混在していた(図1~4).超音波診断装置は,アロカSSD-650,探触子は7.5MHzメカニカルセクタ型を使用した.

トピックス

心腔内電位図

笠貫 宏

pp.237-239

 心腔内心電図とはカテーテル電極を介して心腔内電位を記録することであり,1969年のHis束心電図の臨床応用に始まるが,現在では徐脈性不整脈のみならず頻脈性不整脈の機序解明,重症度評価および治療において重要な役割を果たしている.本稿ではHis束心電図,心房電位,心室電位およびKent束電位とそれぞれの臨床的意義について概説を加える(表1,図1).

プリオン蛋白

立石 潤

pp.239-240

 遅発性ウイルス感染症といわれたCreutzfeldt-Jakob病(CJD),その遺伝性亜型であるGerst-mann-Sträussler症候群(GSS),ニューギニアのkuru,動物のscrapieなどにはウイルスが証明されず,特異なプリオン蛋白(PrP)が共通に存在することがわかった.そのため,これらの疾患はプリオン病と呼ばれるようになった.ちなみにプリオンとはproteinaceous infectious particleからの造語である.

若年女性に好発する膵SC腫瘍

諸星 利男 , 浜本 鉄也

pp.240-241

 膵SC腫瘍(solid cystic tumor of the pan-creas)はきわめて特異的な膵腫瘍で,近年臨床病理学的に注目されている.すなわち,一般的(通常型)膵癌は高齢男性に好発しきわめて悪性度が高いのに反し,SC腫瘍は,そのほとんどが若年女性に発症し,臨床症状に乏しく,予後はきわめて良好で,術後再発をみることはまずない.本腫瘍はKlöppel,Morohoshiらの報告を契機に広く認知されるに至ったが,超音波検査,X線CTなどの画像診断法の進歩普及に負うところが少なくない.

 大部分(90%以上)は10歳代後半から30歳代の女性に発症し,高齢者や男性例は例外的である.無症候性に経過あるいは軽度の不定な腹部症状を訴え,偶発的に腹部腫瘤を自覚または他覚し,あるいは超音波検査,X線CTで発見される.画像診断的には大型の膵嚢胞性腫瘤(図1)でしばしば石灰化を伴う.血液生化学的に異常はなく,CA 19-9,CEAなど腫瘍マーカーの上昇も認めない.

マスト細胞欠損マウス

大田 健

pp.242-243

1.はじめに

 マスト細胞は,19世紀後半にEhrlichにより発見された細胞で,その細胞質は好塩基性の顆粒に富んでいる.マスト細胞が注目されるようになったのは,1966年石坂らにより免疫グロブリンE (IgE)が発見されてからである.すなわちマスト細胞は,表面に受容体を介して存在するIgE抗体が対応する抗原と結合すると種々の化学伝達物質を遊離し,即時型アレルギー反応を惹起するのである1)

 さらにマスト細胞は,IgEを介したアレルギー反応だけでなく,非特異的な刺激によっても化学伝達物質を遊離し,炎症反応にも関与することが明らかとなった.そして,最近ではマスト細胞がインターロイキン3(IL-3)をはじめとする複数のサイトカインを産生遊離することも報告され,その機能は多岐にわたることが予想されている2).マスト細胞の生体内における起源,分化,役割を明らかにするうえで,マスト細胞欠損マウスは,きわめて有用であり,多くの情報を提供してきた3)

扁平上皮内病変(SIL)

坂本 穆彦

pp.243-244

 扁平上皮内病変(squamous intraepitheliallesion; SIL)は,子宮頸部,腟の扁平上皮のある種の異常を包括する概念で,1988年に提唱されたベセスダ・システム(The Bethesda System;TBS)1)の中で,新しく取り上げられ注目されるようになった.

 従来,この領域の扁平上皮系の異型病変は,WHO分類2),子宮頸癌取扱い規約3)によれば腫瘍ないし腫瘍類縁病変は,異形成(dysplasia),上皮内癌(carcinona in situ),扁平上皮癌(squamous cell carcinoma)に大別され,さらに異形成は軽度(mild),中等度(moderate),高度(severe)に分けられてきた.扁平上皮癌は子宮頸癌取扱い規約では,特にその浸潤の程度の軽微なものを微小浸潤癌(microinvasive carcinoma)としている.

海外レポート

アルバニア社会主義人民共和国―(2)小児科研究棟およびKrujë地区基幹病院を訪ねて

佐々木 禎一

pp.245-247

■はじめに

 鎖国政策を堅持してきた世界の政治的孤児アルバニア社会主義人民共和国(以下アルバニア)の医療の現状と,臨床検査の実態とを知るために,1987年夏同国を訪れた.

 前回1)は,アルバニアの大学病院での臨床検査の関係者との質疑応答と,特別講義をしたときの模様,ならびにSpitali Klinik Nr.1(英訳Clinical HospitalNo.1)の臨床化学検査室の印象について述べた.

研究

酵素法による血清および尿中カルシウム測定法の開発とその日常検査への応用

中 恵一 , 下條 信雄 , 尾崎 幸男 , 巽 典之 , 谷口 健 , 清水 浩

pp.249-254

 α-アミラーゼ(ブタ膵由来)を用いた血清あるいは尿中カルシウムの測定法に対して,詳細な検討を行った.本法はα-アミラーゼに結合するカルシウムをBAPTA〔1,2-bis(o-aminophenoxy) ethane-N,N,N',N-tetra-aceticacid〕でキレートして活性を抑制したところに,検体としてカルシウムを含む試料を添加し,アミラーゼが再活性化するのを測定するものである.アミラーゼ活性と添加されたカルシウム量は0~50mg/dlの範囲で直線関係が得られた.また,再現性も良好であった.従来法であるo-CPC(オルトクレゾールフタレイン・コンプレクソン)法と比較してやや高値を与えたが,その理由はむしろ除蛋白を省略したo-CPC法が蛋白の干渉で低値になっていることが原因と考えられた.

C-11/C-7ブロット法の臨床評価とNANB型肝疾患の臨床像

柴山 隆男 , 田中 慧 , 田中 栄司 , 清澤 研道 , 小原 道法 , 服部 信

pp.255-260

 non A non B型慢性肝疾患を含む各種肝疾患および集団健診受診者1,709例を対象として各種第二世代検査試薬の此較検討を行い,これらの試薬間での成績不一致例に対して,C-11/C-7ブロット法を併用した臨床的検討を行った.C-11/C-7ブロット法は各種第二世代検査試薬とほぼ同等の陽性率であり,しかもC-11抗原およびC-7抗原に対する抗体を個別に半定量的に検出することが可能で,阻害試験の結果からも診断を的確に行うために有用な,感度の良い追加試験であった.

質疑応答 臨床化学

緊急検査における血清酵素測定の精度管理

池田 勝義 , 森 知子 , 小林 利次 , N生

pp.261-263

 Q 緊急検査では特に血清酵素の変動が大きく,精度管理が難しいと感じます.何か良い方法をお教えください.

透析患者のカルシウム値

中西 康雄 , 中山 年正 , N生

pp.263-265

 Q 臨床医から,ある透析患者のカルシウム値が低すぎる,おかしいのではないか,と言われたので再検査したところ,さらに低い値となりました.原因と対策をお教えください.

質疑応答 その他

マルチメディアとは

鹿島 哲 , M生

pp.265-268

 Q マルチメディアという言葉がよく使われていますが,それがどんなもので,医学の分野でどのように役だつのでしょうか.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

今月の特集1 基準範囲と臨床判断値を考える
今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

今月の特集1 AI医療の現状と課題
今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ

64巻7号(2020年7月発行)

今月の特集1 骨髄不全症の病態と検査
今月の特集2 薬剤耐性カンジダを考える

64巻6号(2020年6月発行)

今月の特集 超音波検査報告書の書き方—良い例,悪い例

64巻5号(2020年5月発行)

今月の特集1 中性脂肪の何が問題なのか
今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開

64巻4号(2020年4月発行)

増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見

64巻3号(2020年3月発行)

今月の特集1 Clostridioides difficile感染症—近年の話題
今月の特集2 質量分析を利用した臨床検査

64巻2号(2020年2月発行)

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64巻1号(2020年1月発行)

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63巻12号(2019年12月発行)

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今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に

63巻11号(2019年11月発行)

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今月の特集2 大規模自然災害後の感染症対策

63巻10号(2019年10月発行)

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック

63巻9号(2019年9月発行)

今月の特集1 健診・人間ドックで指摘される悩ましい検査異常
今月の特集2 現代の非結核性抗酸菌症

63巻8号(2019年8月発行)

今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

今月の特集1 造血器腫瘍の遺伝子異常
今月の特集2 COPDを知る

63巻6号(2019年6月発行)

今月の特集1 生理検査における医療安全
今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

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62巻10号(2018年10月発行)

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今月の特集2 現場を変える!効果的な感染症検査報告

62巻6号(2018年6月発行)

今月の特集1 The Bone—骨疾患の病態と臨床検査
今月の特集2 筋疾患に迫る

62巻5号(2018年5月発行)

今月の特集1 肝線維化をcatch
今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線

62巻4号(2018年4月発行)

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62巻3号(2018年3月発行)

今月の特集1 症例から学ぶ血友病とvon Willebrand病
今月の特集2 成人先天性心疾患

62巻2号(2018年2月発行)

今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
今月の特集2 実は増えている“梅毒”

62巻1号(2018年1月発行)

今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
今月の特集2 心腎連関を理解する

60巻13号(2016年12月発行)

今月の特集1 認知症待ったなし!
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査

60巻12号(2016年11月発行)

今月の特集1 血液学検査を支える標準化
今月の特集2 脂質検査の盲点

60巻11号(2016年10月発行)

増刊号 心電図が臨床につながる本。

60巻10号(2016年10月発行)

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今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る

60巻9号(2016年9月発行)

今月の特集1 睡眠障害と臨床検査
今月の特集2 臨床検査領域における次世代データ解析—ビッグデータ解析を視野に入れて

60巻8号(2016年8月発行)

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今月の特集2 キャリアデザイン

60巻7号(2016年7月発行)

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今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと

60巻6号(2016年6月発行)

今月の特集1 もっと知りたい! 川崎病
今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断

60巻5号(2016年5月発行)

今月の特集1 体腔液の臨床検査
今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求

60巻4号(2016年4月発行)

今月の特集1 血漿蛋白—その病態と検査
今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー—その臨床的意義とは?

60巻3号(2016年3月発行)

今月の特集1 日常検査からみえる病態—心電図検査編
今月の特集2 smartに実践する検体採取

60巻2号(2016年2月発行)

今月の特集1 深く知ろう! 血栓止血検査
今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

60巻1号(2016年1月発行)

今月の特集1 社会に貢献する臨床検査
今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

今月の特集1 移植医療を支える臨床検査
今月の特集2 検査室が育てる研修医

59巻12号(2015年11月発行)

今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
今月の特集2 腹部超音波を極める

59巻11号(2015年10月発行)

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ

59巻10号(2015年10月発行)

今月の特集1 見逃してはならない寄生虫疾患
今月の特集2 MDS/MPNを知ろう

59巻9号(2015年9月発行)

今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査
今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか

59巻8号(2015年8月発行)

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59巻7号(2015年7月発行)

今月の特集1 検査と臨床のコラボで理解する腫瘍マーカー
今月の特集2 血液細胞形態判読の極意

59巻6号(2015年6月発行)

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今月の特集2 健診・人間ドックと臨床検査

59巻5号(2015年5月発行)

今月の特集1 1滴で捉える病態
今月の特集2 乳癌病理診断の進歩

59巻4号(2015年4月発行)

今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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